投球障害予防コンサルタント、
酒井大輔です。

今回のテーマは、間違いだらけの投球フォームシリーズの第4弾です。

「体重を前の足に乗せて投げる」です。

投球動作には、ウエイトシフトが重要です。
ウエイトシフトとは重心のコントロールを指します。

投げる時には重心を移動させることが大切です。

遠投する時に、走って助走しますよね?
立ち幅跳びより走り幅跳びの方が距離が出るのはそのためです。

投手であれば、軸脚で体重を支持してから、投球側に重心を移動させます。
後方から前方に移動させます。

大切なのは、踏み込み足が地面に接したときです。
ウエイトシフトにより重心が移動した後、
踏み込み足が地面に接地した瞬間に、回転運動に切り替わります。

つまり、動作の切替が起こります。

難しく表現すると、並進運動→回転運動
となります。

「体重を前の足に乗せて投げる」
これだけ聞くのであれば、間違いには感じません。
もちろん、体重を前の足に乗せずに投げることはできません。

大切なのは、前の足に体重を乗せようとして、リリースからフォロースルーにかけて踏み込み側の膝を曲げたり、深く沈み込もうとしないことです。

イメージ出来ますか?

踏み込み足が地面に着いた後は、回転運動です。
回転するのに膝が折れてしまったり、深く沈み込むためにブレてしまうと、回転出来ません。

コマがなぜキレイに回るのか?
それは中心に軸がブレずに存在するからです。

踏み込み足が地面に接地し、回転運動が始まった後は、前の足に体重を乗せようと意識しすぎずに、軸で回転出来るようにしなくてはなりません。

次回は軸の話をします。

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