オーダー頂く際の仕様選定に関して | TRIAD

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名古屋市港区で手縫い、手漉きのレザー製品の製作をしています。オーダー品の製作、靴の修理も承ります。御来房の際は事前に電話等での御連絡をお願い致します。事前アポ無しの訪問には対応できかねますのでよろしくお願い致します。 TRIAD 090-1780-2251



本革ストラップの仕様選定に関して

先日、お客様からお問い合わせを頂きましたので挙げておこうと思います。

選定(オーダー時の仕様選定)に関してのお願い
 オーダーを受ける際に決める事が沢山あります。
それはプレイヤーの方のプレイスタイルや好み、使い方に応じて、それぞれに最適なものが異なる為です。

・メイン(表になる部位)になる素材を選んで頂きます
 →革素材であれば牛革、蛇革、鰐革、オーストリッチ、等の種類と色 布素材であれば、柄、金蘭や正絹など素材の選定

・裏側(肩の当たる部位)の素材を選んで頂きます
 →基本的に滑るものが良いか、滑らないものが良いか、滑らない物をご希望でしたらスエード革をお勧めしています。滑るものがご希望であれば、表に使うような銀革(つるつるの革表)を裏面にも使用する事もできます。
より耐久性の高い、メンテナンスに手のかからない物をご希望でしたら革表の裏はナイロンベルトという選択もできます。また、表に厚い革を使用して裏側を当てないという選択も出来ます。(肩にあたる部分は革裏のトコ面となりますのでトコ止めをするか、そのままで使用するか、を選択して頂きます)

・上記2点の選択により芯に使う素材を選定します。
 例えば蛇革の場合、薄い革ですので、芯を入れます。牛トコ革(銀を剥がした革)や、帯の芯に使う布など、使用感に応じて素材を用意しています。当方ではベルトに使用できる強度を保った厚みのある目の詰まったトコ革、三河帯芯等を準備させて頂いています。

・標準の長さ(ピン穴ーピン穴)と巾の指定をして頂きます

・予長の指定をして頂きます。(調整の間隔とどれくらいまで短くしたいか、長くしたいか) 

・縁仕上げの種類を選んで頂きます
 →革素材は天然素材ですので、使い続けていけば必ず伸びます。伸びれば薄くなっていきますし、型崩れも発生しますので、ステッチを入れる事をお勧めしています。またステッチに使用する糸の太さや縫いの間隔などもお選び頂けます。なお、当方ではビニモ糸、ボンド糸を標準品として使用させて頂いていますが、ご指定頂ければその他の糸での対応も可能です。

・ストラップピン穴の種類をを選んで頂きます
 →ロック式のピン穴(シャーラー10mm)とノーマルピンの穴サイズは異なります。

・ピン穴周りのステッチの有無

・その他デザインの希望
 →ピンバックルタイプなのか、プラバックルタイプなのか
 →各パーツデザイン、カービンの施工、スタッズの打ち込み 等

・名入れの有無

おおまかにこれらの仕様を決定していただき、在庫や仕入れ状況を確認のうえ、お見積もりを出させていただきます。また、何を選んだらどういう使い勝手になるのか等についてもご質問いただければお応えさせて頂きます。