高校3年生の時は地元のアトリエ。
高校卒業して浪人2年間は大船の某アトリエで学びました。
とにかく濃いぃ~い時間でした
平日朝9時から17時まで教室に籠りセットされたモチーフを描き続ける。
確か…1枚の作品に11時間~12時間費やす。
絵って自分の鏡みたいなもので、
先生には『絵は自分自身だから!』
と言われ続け…。
当然、当時未熟だった私は中途半端な作品しか描けません…
当時ある程度絵を描く事に自信があった私は高くなっていた鼻をずっとへし折られ続けました
産まれて初めてずっと自分と向き合う日々…。
例えば、花を描けば『プロペラの様に飛びそうだね(笑)』…と先生に揶揄されたり
アトリエでは切り花をモチーフとして描く事が多かったけど、切り花は2~3日したら枯れる、地植えの花は小さな蕾からゆっくり鮮やかに花が開く…。
いずれ命が尽きる…
その『儚さをここへ表現してね。』と。
当時の私には花を育てる様な穏やかな時間は有りません(笑)…。
きっと今なら儚く美しい素晴らしい花が描けるんじゃないかと思います。
私の持論ですが、
描いた作品にはその作者の人となりが現れる。
生きてきた人生の中でたくさんの引き出しを持っている人は興味深い作品を次々と産み出します。
当時の私は未熟でした。
これでは芸大なんて受かるわけ無いな。
でも、これから歳を重ねて、
また、熟した絵を描きたいな。
そんな感じ