ある飼い主のもとで多頭飼育崩壊から生き残ったサビの女の子を引き取り、預かりボランティアを申し出てくださった方に託しました! 


 名前は『ひまわり』ちゃん 

 

 暗く汚れた家に夏も冬も閉じ込められて育ったこれまでの日々から、明るい幸せな日々を過ごして欲しいと、預かり様が新しく名前を付けてくださいました✨

 

ひまわりちゃんは、2年半ほど前にとある家で産まれましたが 

飼い主である人物はただ餌を与えるだけで猫たちを医療に掛けたり清潔な環境で育てようとは全くせず
子猫が産まれては死んだり、行方不明になったり、棄てられたり・・・

そのような環境で他の兄妹たちと生きてきました。


元から居た親猫たちは外を出入りしていましたが
この家で産まれた子猫たちは皆外に出ることはなく
飼い主は朝早くに家を出ると
帰宅する夜遅くまで家を完全に閉めていました。


当初は自分も周りの人たちもそのことに気付かず

外を出入りしている子もいたので、常にどこかの窓を開けているのだろうと思い込んでいました。

しかし、扉も窓も完全に閉めて出ていたのです。

つまりこの暑い真夏の間も飼い主は朝から晩まで家を閉め切り
エアコンも扇風機もない中で閉じ込められた猫たちは
気温が下がる夜間帯までじっと耐えて生きていくしかありませんでした


 冬は冬で、 古い家屋なのでどこからともなく寒風が入り込み 寒い屋内であることは間違いありません。

 

近親交配を繰り返しているので

元々体が弱く風邪や病気になっていそうな子が半分近く見受けられ


そこに加えて昨年の夏の暑さを乗り切れず

飼主以外は誰も知らないうちに次々と亡くなっていきました。

 

一昨年の秋には15頭いたのが

昨年の冬になる頃には5頭まで減りました。

私たちは、まずは数を増やさないよう

飼い主家族や近所の人の協力もあり

女の子を避妊手術に連れて行く事ができました。


ですが頭数が増えなくなった分、一気に減ってしまったのです

 

飼主は仕事がない日も朝から晩まで家に居らず

携帯も固定電話も持っていないため

なかなか会うことも連絡をとることもできずに時間が経過し

 

次々に亡くなっていった子たちに気付く事すらできず

助けることができませんでした。

 

飼い主は頭数が減ったことで心の余裕ができたようで

「もう何もせんでいいけどな」と、

態度が変わっていきました。

 

それでも、頑張って生き残った子達を

あの環境からせめて1匹でも何とか引き出したい!

 

そう思って飼い主と交渉し

大人しくて美人なサビ柄の女の子を引き取ることができました!

そして新しい預かり主様が

 「ひまわり」ちゃん

という明るい素敵な名前を付けてくださったのです

 

前の飼い主以外の人と接したことはほとんどありませんが

本当に大人しくて、撫でても体中触っても怒らないし

じっとしてくれます

 

もっと人に慣れたら、きっと甘えん坊さんな女の子になること

間違いありませんキラキラ

 

そんなひまわりちゃん


猫エイズ陽性ではありますが、今の生活に慣れて落ち着いたら

ずっとの家族とお家を探してあげたいと思います😊