○ 是枝監督の「家族」テーマのドラマから思うこと
この度、是枝監督の「万引き家族」がカンヌ映画祭で受賞されました。どういうドラマなのか、公開(6月8日)後、じっくり観たい思いでいます。いろいろな論評の中で〝家族を越えた絆“という見出しにも関心を高めています。
是枝監督の「そして父になる」のテレビ放送を見た時(2017年9月16日)、自分と同じような取り違えがドラマになっていることに、衝撃と共に、これまでの少年時代を思い出し涙が止まりませんでした。
ドラマは、社会の視点から「家族」を見つめていると思いますが、私は、自分の視点から「家族」そして「人生」を見つめています。
人の縁とは不思議なもの、「家族」でない人との絆が、今の私を支えています。
「家族」は、血のつながりです。社会の中で〝絆“を保つ一番小さい基盤ですが、一番強い基盤と思います。「家族」があって、社会があり、国家がある。その「家族」を、今の私は『今ある家族』と『本来あったはずの家族』の双方を見つめる悩みの中にいます。悩みの一番の辛さは、子供に「お父さんはどこの人なの?」と問われ、「お父さんが取り違えられた人だと分かるといじめの対象になるかも?」と言われた時には、返す言葉が見つかりませんでした。
そのような「家族」の繋がりに終止符を打ちたい。
真実を明らかにして、取り戻せない「人生」ですが、子供たちのためにも〝正直さ“が勝ることを示したいと考えています。
引き続きブログを通して、順天堂大学の学是に基づいた対応、そして、もう一人のX家族と笑顔で会えることを願って、実現まで発信続けたいと思っています。
追伸
これまで、一日おきにブログ発信して参りましたが、報道側との対応準備及び順天堂大学との交渉記録の編集等から、今後は機会をとらえての発信と致します。