1 大学病院としての正しい対応とは?
① 順天堂大学の学是「仁」の精神とは
順天堂大学のHPには、日本最古の医療教育機関として、
「人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心。これ即ち『仁』」
の学是が冒頭掲載されている。そして、
「順天堂に集う者すべてが、学是を理解・享受し、自己研鑽のもと、高い倫理観に基づく、教育・診療を実践しています」
とある。
~45年前、血液型不一致を申し出た母に、たらい回しの挙句「不倫の子では」とまで
言い切り、結果、両親離婚に追いやった大学病院のどこに『仁』を見い出せるのか?
② 公益財団法人大学基準協会の認定する「大学評価」基準の適合性
順天堂大学は、2016(平成28)年度、公益財団法人:大学基準協会による大学評価を受審し、同協会の大学基準に適合していると認定された。認定期間は2017(平成29)年4月1日から2024(平成36)年3月31日まで。
評価総評には、「学是『仁』の精神に基づき、~学生に対する学習の動機付けに寄与している」とある。
~今回の「取り違え」報道に際し、大学病院側が示した「お知らせ」には、当事者に
謝罪したとあるが、直接の謝罪はなく、しかも「調べないこと・知らせないことも
医療倫理の一つ」と言い切った教育体質、誤りを正さない教育に、最高学府としての適合性はあるのでしょうか?
③ 先人に学ぶ「正直さ」とは
昭和の金融危機を鎮静化させ、2・26事件で非業の死を遂げた「ダルマ宰相」で知られる高橋是清は、
「正直であることが何よりも大切な徳目」
だと説いた。
そして
<職業なり職務に成功する根元は何かと申せば、正直と云う事であると申して誤りはない。すべて人の言語動作は、その人の誠心誠意すなわち正直の発露であらねばならぬ>
~血液型不一致のハガキを持ちこんだ当時(1974(昭和49)年)の第二代理事長:有山登氏、そして今回の「1年に亘り交渉していた代表者には決定権はなく、新たに理事長が依頼した弁護人に決定権がある」と当初の合意を翻して臨んできた現第六代理長:小川秀興氏の言語動作に誠心誠意の「正直さ」はあるのだろうか?
(次回は「医学的観点からの問題」を提起します)