代わりにお母様が来てくださいました。
おお、娘先生より指摘が細かいぞ。
ゴージャスグリッサンドにサラサラグリッサンド。
しっかり練習せねば。
浜松の続きです。
博物館から退出して、ちょっと早めの晩御飯。
浜松といえばうなぎ?浜松餃子?ではなく
カレー!と思ってしまうのは、ブロ友さんの影響(笑)
早めに博物館に戻り、最前列を確保して。
演奏とお話の西山まりえさんは、
チェンバロとルネサンスハープをお弾きになる方。

手前がルネサンスハープ、奥がバロックハープ。
どちらも呼び方は数種類あるらしい。
バロックハープは、グランドハープより一回り小さめのサイズ。
弦が横3列に並んでおり、
両側がピアノの白鍵、中央の列が黒鍵。
黒鍵にあたる弦を弾く時は、白鍵の弦の間に指を入れて弾く!
ルネサンスハープは弦が2列だが、
右列は右手、左列は左手、ということではなく、
現代のハープと同様、基本高音は右手、低音は左手で弾く。
向う側の弦を弾く時は、手前側の弦の間に指を入れて弾く。
真ん中あたりのドの音より上は、右列が白鍵、左列が黒鍵、
下の方は逆に左黒鍵、右白鍵。
ひぇ~~~。
しかも!
弦の間隔は現代のハープよりむしろ狭く、
高音域では8mmほど。
その間に指を入れて向う側のを弾くなんて、絶対無理~~~!!
西山さんがルネサンスハープを始めるきっかけが、面白い。
ピアノ科の音大生だった彼女が、
シェイクスピア劇の劇中音楽のバイトをしていた時、
演出家が、あのコが小っちゃいハープ持って舞台に立ったら
面白いんじゃない?と。
ハープなんて弾いたことないから、と断ったものの
翌日の稽古に用意されていて、触ってみたらビビッ!と。
その後、チェンバロで留学中に受けたヒストリカルハープのレッスンで
先生が手元をまじまじと見つめ、
「マリエの手にぴったりの楽器がある!」と。
先生がボローニャ博物館にあるのを
忠実にコピーして作らせたルネサンスハープ、
ドイツ人の先生の手では指が太くて(涙)弾けなかった。
代わりに西山さんが弾くようになった、そうです。
演奏は
「前奏曲」ハ長調(J.S.バッハ)(平均律クラヴィーアの有名なの)
花咲く年頃にある限り(クローダン)
愛は喜びを与えてくれるが(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
第3旋法のトッカータ(G.フレスコバルディ)
君主のフランス風カンツォン(C.ジェズアルド)
美しい知らせ(ナポリ古謡)
そう信じてしまうおバカさん(T.メールラ)
バッハ以外は知らない曲だけど、
穏やかな曲も、躍動感のある曲も、どれも典雅な響きにうっとり。
アルパの音に似てる、と言っておられた方がいたが、
私は生でアルパを聞いたことがないので・・・。
リュートやテオルボみたい、と思ったのは曲調のせいかも。
ダヴィンチ、作曲もしてたんだ。さすがマルチ天才。
五線譜に書き残したわけではなく、
原題 Amore la sol mi fa remirare の中に楽譜が!
la sol mi fa re mi=ラソミファレミ、が曲の中に繰り返し出てくる。
アンコールで
庭の千草
ロミオとジュリエットより(ニーノ・ロータ)
庭の千草は、アイリッシュハープの方が
侘びさびがあって私は好きだけど、
ロミオとジュリエットは、この楽器のための曲かと思うほど
ぴったりだった。
CDにサインをもらうついでに、少し質問させていただいた。
Q:弦数は何本くらいあるのですか?
A:アバウトですけど、バロックが100本、ルネサンスが50本くらいです。
・・・・・・そりゃ2列、3列だから当然と言えば当然ですけど
現代のハープの倍!ですね。
Q:このようなハープは皆ガット弦なのですか?金属弦は?
A:あります。イギリスのは金属弦のが多いです。
・・・・・・それって気候とか関係してるのかな?
霧のロンドンは湿度高いとか?(知らないけど)
Q:バロックハープの両側の、白鍵にあたる弦の調律は
どうなっているのですか?微妙に違うように感じたのですが。
A:音程は一緒なのですが、弦の長さが左右同じではないので
違って聞こえるんです。
・・・・・・うわぁ芸が細かいわ~~~
美しい音色を堪能し、好奇心も満足させて、
充実の一日でした(*^_^*)

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