友人の写真家 飯田裕子さんが講師をやっている「子供写真学習プログラム」
今年はぜひ被災地域の小学校で開催したいとのこと。
東北の先生ー! いかがですか?


子供の眼を開く、新しい教育としての写真学習
心の眼で見て撮影する。気づき、客観性を育てる。
プロ写真家指導による
「子供写真学習プログラム」
主催/(社)日本写真家協会JPS 後援/富士フイルム

対象/小学生 3年〜6年 1枠の授業生徒数(約40名以内)
  一人の写真家の担当は2枠(80名)までとなります
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費用に関しまして…
   
   プログラムの教材となるフイルム付きカメラ、
        フイルムの現像代、
    プリント費用は富士フイルムより無償配布。
   写真家の授業報酬や送料経費も協会負担、
    学校負担は無償となります。

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実際の授業へのステップ…
●NHKの「ようこそ先輩」形式で、授業は2回行います。

総合学習などの枠を使うケースが多いようです。
* 2回の授業の間に現像や選出などの時間がかかりますので、要相談a。

●校長先生の認可サインを協会制作の用紙にご記入いただき
契約が成立いたします。


●1回目の授業
=フイルム付きカメラ「富士フイルム 写ルンです」を生徒に各1台ずつ配布します。

教室、または野外にて写真家が構成した授業内容に応じて授業をいます。  教本はJPSより配布されます。
テーマを決めたり、何をどう写すか、心かまえ、光の見方などを学習します。

●カメラを各自持ち帰り、テーマに沿った写真撮影を宿題として各自で行う。もしくは、1回目の授業中にすべて撮影してしまう場合もあります。
●担任教諭との相談で日を決めてカメラを回収します。

●集めたカメラを指定の現像所へ宅配便にて学校より送付をしていただきます。(送料は協会負担)

●現像されたフイルムとコンタクト、サービスサイズのプリントが写真家の手元に送付されます。
生徒1名のベストショット1点を写真家が選び、四つ切りの大きいサイズに現像所でプリントします。
他の写真はすべて通常サイズでプリントされます。

● 2回目の授業。
生徒は自分が撮影した写真プリントと出会います。
大伸ばしされた写真の選出理由や、鑑賞方法などの解説をします。
☆写真に国語学習の俳句や、説明文などを加え、学校のホールや地域の道の駅、公民館でのミニ写真展開催も可能です。

☆ 選出写真の1点は自動的に富士フイルム社保管となり、キッズ・フォトフェスタ写真展へ自動的にエントリーされます。同じプリントは学校および撮影者本人のものとして1枚所有、差し上げます。

2011年5月こどもの日の連休には、六本木ミッドタウンの富士フイルム・スクエアにて全国の子供の写真の中から選出し大規模な写真展を開催。
キッズ・フォト・フェスタを展開し、全国の子供たちが捉えた今の日本の断片が展示され、多くの入場者でにぎわいました。

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実現までのプロセス
☆ JPSの申請用紙(写真家が用意)に学校長の承認と授業執行の年月日を記し、申請します。
☆ 注:1回目の授業と2回目の授業の間は、現像のための配送の時間、選出などの時間をふまえて3週間からひと月あけることが望まれます。

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主催者(公益・社)日本写真家協会 
http://www.jps.gr.jp/
● 講師写真家 飯田裕子 いいだゆうこ
http://yukoiida.main.jp/(略歴)
JPS写真学習プログラムがはじまった初年度より講師をする。
群馬県利根郡川場村は、撮影の仕事で20年の関わりを持つ。
川場村小学校にてプログラムを5年にわたり施行。道の駅での写真展や村のカレンダーなど、子供の目線で村を見直した。
「村づくり」の一環として教育委員会主導のもと、総合学習で写真の授業を続けている。
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1960年 東京生まれ。 1981年 日本大学芸術学部写真学科卒業
プロの写真家として、国内外の旅や文化を撮影。雑誌や行政の仕事をする。
写真展「Bula!フィジー」富士フォトサロン「Fare Pacifica」ニコンサロンなど多数。著書「フィジーの魔法/千早書房」


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ブログに今年のクラスの様子を写真などで紹介しております。
http://gold.ap.teacup.com/applet/yukoiida/msgcate5/archive2011/6/21
ブログより_______________________
川場村小学校での写真教室 
今年で5年目になる、群馬県利根郡川場村小学校での写真学習。
JPS(社)日本写真家協会主催の子供写真学習プログラムが基点でした。
写るンです27枚撮りのフイルムカメラで「アート作品」を作る、、、。
保育園から中学まで、ずっと同じ仲間で学習するという川場村。
ひと学年でひとクラス、38~45人くらいです。
山村の朝。畑の中の道を、吊り橋を、子供たちが集団登校します。
信号は村内に2カ所だけ。川や水路は無数にあります。
人の数より、カエルの数のほうが圧倒的に多いと思います。
家業は農家や林業がベース。皆、素朴で純粋で、礼儀正しく、、、
給食は、教室ではなく、大きな食堂でみんなで食べます。
吹奏楽が得意で群馬県でも優秀な成績です。
道で会うと「あ、写真の先生だ!」って挨拶されたりします。
今年も凄い作品ゾクソクでした。5年も続けているとこんな事がおこります。集団登校のとき、先輩が写真学習の宿題を撮影してるの見ているので、
「6年になったら写真の学習をするんだ」と楽しみにしてるようです。
そんな心構えが彼らの眼を育てているのかもしれません。
写真は写心。
自分の心に100%向き合うこと。
「嘘ついて写したら、ぜんぶバレちゃうよ!」とちょっと怖い顔をして言うと皆シンと聞いています。
写ってました!みごとな心、ピカピカの光!
育ってる、、、手応え。
美しい故郷を意識すれば、日本を慈しむ生き方を選ぶはず、、と信じています。



今まで機会を与えてくださり、一緒にプログラムを実行していただいた先生方
現場の声を少し紹介させていただきます。

小学校 現場教諭の声
● Y校長先生 「子供が写したとは思えない。。彼らの中にこんな視点があったとは驚きで、感動しました」
● N教諭「家庭に問題があり、悩みのある子供で心配していたのですが、写真に写されたものが感性豊かだったので、彼女の心の強さを認識しました」
● K教諭「絵を描くのも、体操も、何をやってもあまりうまくいかないタイプの子供と思っていたのですが、とても立派な写真を撮っているのを見て驚きました」
● S教諭「普段の授業と違って、皆の眼が輝いていた」

・・・・・ステキですねー!
開催できる小学校募集中です!