岩手県立大学の梶原先生は
県内の被災学生のために
何千冊もの辞書や参考書、文房具を集めては
必要な高校に送るという支援活動をしていらっしゃいました。
前にもお伝えしましたが
まだまだ心ない支援物資が被災地に続々と届いています。
雨に濡れた古本を約束もなく運んできて
学校側が「受け取れません」というと
「支援する人の心を踏みにじるのか!」と
怒り出す方もいらっしゃるそうです。
家も流され
家族も失った今、
必死に人生を立て直そうとしているみなさまに
これ以上の面倒を押しつけてはいけません。


以下、梶原先生のTWITTERのつぶやきから。
私がRTしたものをペイストします。

被災した高校生に、阪神淡路で被災した大学の生協から、大学のロゴ入りのノートが2000冊送られてきていました。(僕は辞書と参考書しかお願いしていません)家も親も、あるいは親の仕事場も無くし、進学をあきらめざるをえない生徒が出るなか、それを配布するのはあまりにも厳しすぎました。

もう一つ、お願いしていないのに送られてきたものが教科書です。今日、1100冊あまりの廃棄分を分別しました。参考書は約4000冊強いただきましたが、その他に、教科書がこれだけ送られてきたということです。これは支援か投棄か。避難所では日常ですが。

あとは辞書でもいろいろありました。高校生用の辞書をお願いしたのですが、全国には、こんなに英英辞書を使わせる高校があるとは。中国語の辞書、ドイツ語の辞書、フランス語の辞書、そして避難所暮らしの生徒に広辞苑が10冊。古いイミダスも。これ、残ってます。沿岸に配りに来て下さい。

参考書の間に挟まった○付けの終わった答案用紙。とにかく、家の隅っこに残っていたものを整理したのですね。被災者支援は、支援者の家の整理の役に立ちましたか?物にあふれた地域に住むあなたの支援はそういうことでしたか。一部の方の想像力の欠如に、私は感情を無くしないと動けませんでした。


被災した学生たちを支援するのであれば
自分の子供にするのと
同じことをしたい。と私は思います。
ですから、弊社の支援活動で送る本や辞書は
すべて新品です。

陸前高田高等学校に文房具520人分
大槌高等学校に国語辞典180人分を
これまでに送らせていただきました。
でも、まだまだ東北の学校には足りないものが
たくさんあります。
必要なものを的確に
政府や行政が手の届かないニッチな支援を
長く続けていきたいと思います。

【お知らせ】

6月18日に東北支援コンサートを開催します。

チケット一枚が辞書約一冊分=3500円です。
チケット代金は100%寄付金として
東北の学生たちのために使わせていただきます。
当日は都合が悪いけれど
辞書を一冊送りたい、という寄付のお申し出も
大歓迎です。
詳しくは、こちらをごらんください。

SMILE SUPPORT SCHOLARSHIP CONCERT