「皮」が「革」になるまでには20以上のたくさんの工程があります。
1.原皮・水洗い
北米を中心に世界各国より輸入された牛の原皮を水洗いします。
原皮は塩漬けされた物が小さく折りたたまれた形で日本にやって来ます。
広げると2.5m四方にもなる原皮を水洗いして塩分や汚れを水洗いすることから作業が始まります
こうすることで皮に十分な水分を戻すという役目も含んでいます。
この作業は約1日かけて行われます。
2.背割り
背骨の部分に沿って左右半分に分割します。
3.石灰漬け・脱毛
分割した皮を石灰乳に漬けます。そうすることで、脱毛を容易にし不要な脂肪を分解することができます
さらに、コラーゲン繊維をほぐしてふくらませ、アルカリ性に変えていきます。
4.フレッシング
皮の肉面についている余分な脂肪を機械で取り除きます。
一部の皮は、この工程で厚みを調整します。
5.脱灰・酵解
”なめし”工程をスムーズに行うために、皮を中和し平滑にしていきます。
さぁ、次は いよいよ”なめし”工程が始まりますよ