三巻王の道 第4回 恐竜大紀行 | 薩長同盟ドンマイ伊藤の「10分で書くブログ誤字上等」

三巻王の道 第4回 恐竜大紀行

 今回の作品はこちらになります。

 

 恐竜大紀行 作 岸大武郎

 

 一見するとジャンプコミックスには見えないですが、間違いなく週間少年ジャンプの作品になります。

 

 恐竜を主人公にした一話完結の作品でその中で命の儚さや自然の摂理を書いております。

 

 特に印象に残っているのが

 背中についている体温調節器官の羽のために他の生き物よりも優位にたちエサにして食べまくっていた恐竜が、背中に傷を負い体温調節が出来なくなり「寒い寒い」といいながらそれまでエサにしていたやつらに逆に食べられてしまう話。

 

 

 もうひとつが

 

 エサとして敵に食べられまくっていたアンモナイトが、敵がいなくなり喜びの中で大繁殖したところ数が多くなりすぎて自分たちのエサがなくなり飢えてしまう。

 そのときに敵が戻ってきて食べられまくるが、食べられて数が減ったために飢えからは解放される。

 皮肉にも個体として敵に食べられ続けなければ全体を維持できないという摂理の話。

 

 



 

 




 

 そして最終話はたしか

 

 絶滅寸前に追い込まれた2匹の恐竜、ティラノサウルスは死の寸前においても自分の役目である捕食者としての役目を果たそうとしており、もう1匹の草食恐竜も食べられるという役目であっても自然界の摂

理として自分の役目を果たすために食べられようとする。

 

 しかし一口噛み付いたところで2匹とも息絶えてしまい、時は流れ現代でそのまま化石になった2匹が発見された……

 

 

 というような話でした。

 

 たしかにあの時代のジャンプには異色であり短命に終わりましたが間違いなく名作です。

 

 続きが読みたい作品になります。