はじめから


そのとき

スタバのスタッフが寄ってきた。

「こちらでお預かりします。」

だったか?

ニコニコ笑顔で手を差し伸べられるので,

いつもなんて言われてトレイを渡してるかわからない。


でもとにかくサービス、気配りがいいのだ。

それだけで癒される。



_____________



数日後に谷田から電話があった。

いつものように、

会社に入る前にコンビニで買った

JTのRootsの

缶コーヒーを左手で飲みながら

机の上に広げた繊研新聞を読んでるときだ。


余談だが、セブンイレブンではRootsは、あんまり売ってない。

nanacoの対象にもならない。

POSのデータによる、

売れ筋重視、利益率重視の品揃えは、楽しみに欠ける。


たまにしか売れないような商品や

売れ残りの商品があって

それとであったと時の喜びとなり、

自分のお気に入りの店となることがある。


街の商店がなくなっていく今日この頃、

ロングテール(実店舗ではロスになるあまり売れない下位20%の商品を収益源にすることができる)

が得意な特性を持つネットショップが

昔の商店のその役割を担うかもしれない。

と思ったりする。





「いまいいですか?」

「大丈夫。」

携帯電話のこのやりとりが面倒くさい。

「彼女にね、電話しました?」

「してないけど。。。」

「電話待ってますよ、してくださいね。」


あの日、谷田は僕に伝えたつもりだったらしい。

彼女をスカウトできそうなことを。


そういえば、谷田は

彼女がフリーだって強調してたし、

僕に電話番号の交換もさせた。


だからといって、相手の気持ちもわからないのに

いきなり電話もできないでしょ。


「何か勘違いされるんちがう??」


「そんな感じやったら、そっちに変更したらどうですか?」


「えっ~??」


自信満々に谷田が笑ってるのが見えて、

開いてた紙面の街角スナップの

かっこいい男の子とかぶって、

ちょっとにくらしかった。


アパレル業界にいながら、いつまでたっても

こういうのは苦手なのです。


「そっちって  どっち??」


┐( ̄ヘ ̄)┌



次回へ続く



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