こんにちは、大成信一朗です。

 

失敗した時、あなたはどんな風に思うだろう?

 

多くの人は「アイツが悪い」、「お金がない」など、他人や環境のせいにする。

中には、「努力が足りなかった」と自分のせいにする人もいる。

 

反対に、成功した時、原因を何に求めるだろうか?

多くの人が「自分の実力」だと思う。

中には、「運が良かった」など謙虚な人もいる。

 

失敗や成功した時、その原因を探すことを原因帰属という。

原因帰属を何に求めるかによって、成功するかどうかが決まる。

そこで、成功する原因帰属について解説する。

 

原因帰属とは?

原因帰属とは、人は何か起こった時にその因果関係を特定の原因に帰属させるという心理学の理論である。

 

例えば、アフィリエイトで先月よりも稼げた時、「いつもより記事を増やしたから」など原因を分析する。

原因と結果がわかりやすければ良いが、わからない場合でも無理やり原因を考える。

例えば、財布を落としたのは財布をなくした夢を見たからなど、勝手にこじつける。

 

なぜ原因帰属が起こるかというと、人は理解できないことに恐怖を感じるからである。

だから、恐怖から逃れるため、何でも良いから論理的でも非論理的でも原因を探すのである。

 

なお、原因帰属は2種類ある。

 

1. 内的帰属

内的帰属とは原因を自分のうちに求めることである。

例えば、失敗した理由を「努力が足りなかった」とか「スキルがなかった」などと考える。

 

2. 外的帰属

外的帰属とは原因を自分以外に求めることである。

例えば、失敗した理由を「アイツがヘマをした」とか「世間の連中が理解できない」など自分以外の他人や環境と考える。

 

成功者の原因帰属

原因を何に帰属させるかは、成功するかしないかを大きく左右する。

なぜなら、帰属させる原因によって、行動が変わるからだ。

 

成功者は一体、どのような原因帰属をするのだろうか?

彼らは原因帰属のパターンは次の通りだ。

 

失敗した時:内的帰属

成功した時:内的帰属と外的帰属

 

失敗した時は原因を自分に求め、成功した時も原因を自分に求める。

例えば、失敗した時は「努力が足りなかった」と考え、成功した時は「努力したから」と考えながらも、「運が良かったから」とも考える。

 

失敗した時に原因を内的帰属とすれば、すねずに努力できるので失敗をリカバリーできる。

成功した時に原因を内的帰属とすれば、自信がつくのでモチベーションが高まりより成長し、同時に外的帰属とすることで驕らず謙虚な態度でいられる。

 

失敗について、もちろん原因が外部にある時もあるだろう。

それでも根本の原因は内的帰属とする。

例えば、仕事が部下のミスで成功したとしても「部下をフォローしなかった俺が悪い」など考える。

そうすれば、次に同じような不利な状況に置かれても、自分でコントロールできることはコントロールして、失敗を避けることができる。

 

成功者の原因帰属のパターンを身に付けよう!

人は何か事が起きると、自然とその原因を考えてしまう。

これを原因帰属という。

原因帰属には原因を自分のうちに求める内的帰属と自分の外に求める外的帰属の2種類がある。

 

失敗した時と成功した時で、どちらを選ぶかで、成功できるかできないかが決まる。

成功者は、失敗した時は内的帰属、成功した時は内的帰属と外的帰属というパターンを取る。

要するに、「失敗したら自分のせい、成功したら自分の努力と周りの人(や運など)のおかげ」というマインドセットである。

 

あなたも今日から原因帰属に関して、このマインドセットを持とう!