風力発電システム市場に関する調査結果 2011 : 矢野経済研究所
<概要>
■ 2010年度国内風力発電システム市場規模は約738億円と横ばい、風力発電による売電市場規模は約414億円と順調に拡大
■ 国内風力発電システム市場規模は2015年度約1,290億円、2020年度約3,880億円。風力発電による売電市場規模は2015年度約1,380億円、2020年度約4,140億円と予測

2007年の建築基準法改正、再生可能エネルギーの
固定価格買取制度への移行に伴う助成制度の中止等の影響を受け、
2007年度以降の国内風力発電システムは2006年度実績を
下回る状況が続いている。
建設費補助の縮小・中止後、固定価格買取制度への移行までに
助成措置の空白期間が存在していることから、
国内市場はここ数年足踏み状態を余儀なくされている。
風車メーカーには受注キャンセルが発生している状況であり、
また1)金融危機による世界的な需要減退、
2)中国風車メーカーの台頭、3)ユーロ高の解消等によって
風車の本体価格は下落しているものと推測され、
メーカー各社を取り巻く市場環境は厳しいといえる…
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