今Tverで1位の「Tシャツが乾くまで」。何の前情報も入れずに観てみた。
なんとなく2組の夫婦の心のすれ違いとか口にださない不満みたいなぎくしゃくを細かく描くドラマなのかな、2組の夫婦が知り合って不倫になっちゃうとか?とか観てたら、驚いた。
2組の夫婦、片方の夫ともう一組の妻が事故で夫は行方不明、妻は亡くなる。
何かあまり現実感のない夫婦で特に事故にあった松山ケンイチさん演じる夫(瀬尾充)と、もう一組の夏帆さん演じる妻(園田あずさ)がちょっとうさんくさかった。笑顔で優しく穏やかなんだけど心許してないよな表情、嘘くさく見えてしまう会話が気になったけど、そういうカンジなのかと思ってるといきなりの事故連絡。高速バスに乗っていて長野でバスが橋から転落。乗客は夫以外死亡確認。充だけ川に落ちて行方不明。
2人ともいきなり「ちょっと出かけてくる」充「夜には帰るから」と誰となのかどこに行くのかも言わず出かけている。事前に外出の予定を家族に言っておらず(あずさは幼い子がいるのに)、夫が驚いて「え、誰と?」と聞いても「友だち。いつきの知らない人。しょう(幼い息子)よろしくね」と夫に預けて笑顔で行ってしまう。
これ既に普通の夫婦じゃない、普通の家族じゃないと思ってしまった。
そして、松山ケンイチさん(瀬尾充)の妻 蒼井優さん演じる咲子は、充は理想的な愛する夫だったらしいのに、事故にあった連絡がきても「なぜ長野に?一体誰と?どういうこと?何かのまちがい、別人なんじゃ」みたいなのもない。自分で現場に行って川とか探したくならないだろか。できなくても近くに留まるとか。生死がわからないまま、ほぼあきらめたカンジで出勤して生活している。
ドラマのタイトル「Tシャツが乾くまで」。
ドラマの前半、中島歩さん演じる園田樹生(いつき)が起きてすぐ「あずさ、俺のあのTシャツは?」あずさ(夏帆さん)「あー乾いてないかも。いつき、ごめん。朝ご飯適当にして」急いで息子と出て行く。樹生ベランダでTシャツに触り、また戻すがハンガーにシャツがずれた状態になる。このシーンに深い意味があるのか。
一生懸命朝から洗濯丁寧にやってバタバタと子どもを園に預ける妻と、寝坊して雑にシャツ戻した夫のシーン。
ここだけでなく、あとから見るとわかるいろんな意味ある(しこまれてる)シーンがちりばめられてるカンジがするドラマ。
園田樹生と瀬尾咲子はコインランドリーで出逢う。コインランドリーで出逢うってドラマでは時々あるけど、普通警戒しないかな。
事故現場の近くのホテルのコインランドリーで2人は再会し、配偶者が同じ事故の犠牲者なこともわかり、樹生の申し出で2人は助け合うようになる。「コインランドリー」もそれぞれの妻・夫から教えてもらって出逢っており、特別に意味ある場所のよう。
中島歩さんは不思議ないい役者だなーと思う。喋ると独特なのはわかってるけど(前に「あさイチ」で2025-05-22Blog)、この人は何でも合うのがスゴイ。
ピュアないい人も、そう見せておいて実は悪人も合う。悪人に見せて実は本心をずっと隠してるいい人みたいのも合うし、品のあるエリートも、ろくでなしも合う・・今回の役も演技もいいなーと思っている。
子どもに対する態度、妹に対して、妻の死を聞いてからのふるまいや表情、そして咲子についに「あなたの夫、僕の妻と不倫してましたよ」と言ったときの表情もいい。「好きな人フィルターですっけ、掃除した方がいっすよ」
蒼井優さんも演技いいし2人のドラマはいい。
不思議な物語で今後どうなるのか、何がわかってくるのか、気になるドラマ。
