介護や訪問看護、在宅での健康管理などのバイタルサインの一つとして血圧測定はとても身近です。
しかし、高齢者は厚着をしており、上腕式の血圧計では腕まくりができず気軽に測定ができない…という悩みがあります。
そこで活躍するのが「手首式血圧計」ですが、上腕の測定値しか信用できない、毎回誤差が大きい、低く出る、高く出るなどといろいろ言われがちです。

 

手首式血圧計と上腕式血圧計の誤差や精度の違いは?

どっちが正しい?

介護健康福祉のお役立ち通信では、テルモ、オムロン、シチズン、タニタなどのメーカーの取り扱い説明書やQ&A、アマゾンなどの評価・評判を調べて、使用の留意点をまとめてみました。

 

詳しくは、「手首型血圧計と上腕式血圧計の誤差や精度の違いの原因」をご覧ください。


結論から言うと、手首式血圧計も上腕式血圧計も医療機器で、同じ条件ならば誤差はほとんどでません。

ただし、血圧の定義は、水銀柱血圧計でマンシェットによる手動操作、聴診器による上腕動脈の拍動聴診のよる値なので、その値に対して全く同じかというと違いは生じます。
測定精度としては同等程度ですが、測定方法をしっかりと守れないと測定値も異なってしまいます。