コリント人への第二の手紙 11:13-14
こういう人々はにせ使徒、人をだます働き人であって、キリストの使徒に擬装しているにすぎないからである。 しかし、驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから。
16歳の時にイエス・キリストの霊が現れ、再臨主としての使命を託された。
イエス・キリストの霊?
イエス様から前もって伝えられていた黙示録の内容とは異なりますが?
どうして変わったのでしょう?
あなた誰ですか?
ヨハネ13:27
彼がパン切れを受けると、そのとき、サタンが彼に入った。
その霊は反キリストの霊か
その名「文龍明」とは
「明けの明星、龍の、ことば」
となりますねえ。
ヨハネの黙示録 1:1
イエス・キリストの黙示。神はすぐに起こるべきことをしもべたちに示すため、これをキリストに与えられた。そしてキリストは、御使いを遣わして、これをしもべヨハネに告げられた。
「ヨハネの黙示録」は、人類に向けた主イエス最後のメッセージです。
それまで封じられていた、再臨や、終わりの時に起こることが、克明に明かされました。
この書は、旧約聖書が前提、特に続編と言われる、ダニエル書の理解は必須でしょうね。
反キリストの出現
マタイ24:15~16
預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――、 そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。
イエス様は、反キリストについてよく語っていました。
これは、ダニエル書9:27の荒らす憎むべき者、反キリストのことです。
第二テサロニケ2:2~4
霊や言葉によって、あるいは、わたしたちから書き送られたという手紙によって、主の日は既に来てしまったかのように言う者がいても、すぐに動揺して分別を無くしたり、慌てふためいたりしないでほしい。
だれがどのような手段を用いても、だまされてはいけません。
なぜなら、まず、神に対する反逆が起こり、不法の者、つまり、滅びの子が出現しなければならないからです。
この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふまい、ついには、神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言するのです。
初代教会時代から、信徒たちを惑わす偽教師たちには、注意喚起がなされていました。
再臨の前には、背神が起こり、滅びの子(反キリスト)が必ず現れなければならないと記されています。
第一ヨハネ2:18
「子供たちよ、終わりの時が来ています。
反キリストが来ると、あなたがたがかねて聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。
これによって、終わりの時が来ていると分かります。
当時の信徒たちには皆、再臨の前には、必ず反キリストが来ると教えられていました。
「多くの」と記されているように、反キリストの霊の影響下にある者たちが、大勢いたことを示しています。
それは今でも続く大きな流れ。
その上に現れた文氏も、その中の一人にほかなりません。
福音あるところに渦巻く、反キリストの霊はサタンの妨害。
韓国に現れた偽キリストの多さが、それを物語っています。
そして、終わりの時代に「THE・反キリスト」はやって来ます(黙示録13章)。
(五)ユダヤ民族捕虜および帰還時代二一〇年
北朝イスラエルが、彼らの不信により、アッシリヤへ捕虜として捕らわれたのち、南朝ユダもまた不信に陥ったので、バビロニアの王ネブカデネザルによって捕虜として捕らえられた。このときから彼らは、バビロンで七十年間捕虜になっていたが、バビロニアがペルシャによって滅ぼされたのち、ペルシャ王クロスの詔書によって解放された。ユダヤ民族はその後、長い期間にわたってエルサレムへ帰還したが、ネヘミヤが残りのユダヤ人を導いて帰国し城壁を再建したのち、彼らは預言者マラキを中心として彼の預言によって(マラキ四・5)、メシヤを迎えるための準備期に入った。このときが、彼らがバビロンに捕らえられてから二一〇年目に当たり、解放されはじめてから約一四〇年になるときであった。この時代を総合して、ユダヤ民族の捕虜および帰還時代というのである。
「バビロニア、ネブカデネザル王、ペルシャ、クロス王、再建」
これらのキーワードが書かれている事実が、ダニエルに示されたメシア預言を、文氏は熟知していたことを物語っています。
ところが、原理講論におけるダニエル書からの引用は、7:13と12:10の二箇所のみ。
しかも、他の重要な預言をみな覆い隠しています。
マラキ4:5は再臨、初臨は3:1、初臨と再臨の預言を、ごちゃ混ぜにした原理に都合の良い解釈。
これでは聖書に疎い日本人は、騙されてしまいます。
原理では、ヤコブはハランの地で21年かけて財を成し、エサウと和解をして勝利したことになっています。
けれども、南北王朝は共に滅ぼされ、再会和解どころではありません。
バビロンから帰還した人は五万人程度、富を得たわけでもなければ、民族が増えたわけでもありません。
期間も一年足りない。
ですから、蕩減復帰にはなりません。
210年+400年=610年を原理仮説数に合わせて、それらしく見せているだけでしょう。
そもそも、ヤコブがヨセフに会いに、エジプトへ入る期間は32年です。
原理はこれを40年だと嘘偽っています。
21年+40年=61年/610年ではありません。
20年+32年=52年/520年でなければいけません。
そんなことよりも。
ヨセフ17歳でエジプトに売られて22年。
財を成して、兄弟との完全な和解、決着に至っています。
むしろ、こちらの方こそ蕩減復帰でしょ。
21数
聖書ではあまり見かけない数字。
7が完全数、7を3度繰り返したり、7の70倍=490はあります。
70年と490年
1)バビロン捕囚
2)メシアの到来
3)神殿の完成、神の栄光
すべては490数が基本数です。。
1)捕囚の70年は土地の安息期間
バビロン捕囚の原因は偶像礼拝です。
70年という期間は、490年から算出。
安息年とヨベルの年
レビ25:3~5
六年の間は畑に種を蒔き、ぶどう畑の手入れをし、収穫することができるが、 七年目には全き安息を土地に与えねばならない。これは主のための安息である。畑に種を蒔いてはならない。ぶどう畑の手入れをしてはならない。 休閑中の畑に生じた穀物を収穫したり、手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めてはならない。土地に全き安息を与えねばならない。
レビ25:11
五十年目はあなたたちのヨベルの年である。種蒔くことも、休閑中の畑に生じた穀物を収穫することも、手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めることもしてはならない。
7年のうち一年間、
50年目の一年間は土地を休ませなければなりません。
Ⅱ 歴代誌36:21
「こうして主がエレミヤの口を通して告げられた言葉が実現し、この地はついに安息を取り戻した。その荒廃の全期間を通じて地は安息を得、七十年の年月が満ちた。
王制になって490年間、彼らは一度も土地の安息を守りませんでした。
すなわち、つもりに積もった土地の安息70年間が、捕囚の期間となりました。
第1回捕囚BC605年
この時、ダニエルが連行された。
第2回捕囚BC597年
この時、エゼキエルが連行された。
第3回捕囚BC586年
エルサレム陥落、神殿破壊
一般的に、この年をバビロン捕囚と言います。
BC516年、神殿再建
破壊BC 586年~再建BC516年(70年間)
帰還
BC538年クロスの布告により、約5万人が帰還
BC458年エズラと共に帰還したのは4千人ほど。
※バビロンに定住したユダヤ人が多い。
2)メシア到来の期間
メシア到来の時
ダニエル書9:24~27/ダニエル70週(490年)の預言
メシア到来までの期間で有名な預言です。
捕囚の70年が終わり、エルサレムの再建命令が出てから70週(1週が7年/7×70=490年)の後、メシアが現れるという預言です。
捕囚の70年に490年を加えると560年。
その他諸々の期間が加わると、600年くらいにはなるでしょう。
生まれる場所
ミカ書 5:2
しかしベツレヘム・エフラタよ、 あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、 イスラエルを治める者があなたのうちから わたしのために出る。 その出るのは昔から、いにしえの日からである。
ミカ書の預言、エルサレムではなくベツレヘムと記されています。
ベツレヘム・エフラタとは、ガリラヤのベツレヘムと区別するためです。
このベツレヘムは、ダビデのいたベツレヘムで、エルサレムの南ユダの地にあります。
預言通り、ヨセフとマリアはナザレを離れ、ベツレヘムで出産しました。
赦しの回数
マタイ18:21~22
そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。 イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。
ゆるす回数も7の70倍=490回
3)神殿の完成と神の栄光
列王記上6:1
「イスラエルの人々がエジプトの地を出て後四百八十年、ソロモンがイスラエルの王となって第四年のジフの月すなわち二月に、ソロモンは主のために宮を建てることを始めた」
列王記上6:37-38
「第四年のジフの月に主の宮の基をすえ、 第十一年のブルの月すなわち八月に、宮のすべての部分が設計どおりに完成した。ソロモンはこれを建てるのに七年を要した。」
列王記上 7:1
「ソロモンは十三年の年月をかけて宮殿を築き、その宮殿のすべてを完成させた。」
列王記上 8:10-11
「祭司たちが聖所から出ると、雲が主の神殿に満ちた。
その雲のために祭司たちは奉仕を続けることができなかった。
主の栄光が主の神殿に満ちたからである。」
エジプトの地を出て480年目に神殿建設の着工。
神殿及び宮殿完成、契約の箱奉納
神の栄光「シャカイナグローリー」が満ち溢れた。
ほぼ490年
神の栄光が現れた神殿、その本体がイエス・キリスト
※ユダヤ暦は月30日 年360日
現代のグレゴリオ暦に、これらユダヤ暦は適用できません。
わたしの時
主イエスは「わたしの時はまだ来ていない」「時が来ました」とよく仰せになっていました、その時を知っていたからです。
ヨハネ2:3~4
婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるので す。わたしの時はまだ来ていません。
公生涯スタート、最初の奇跡カナの婚礼です。
定められた時を念頭に、公生涯をスタートしました。
ヨハネ7:6
そこでイエスは彼らに言われた、「わたしの時はまだきていない。しかし、あなたがたの時はいつも備わっている。
ヨハネ12:23
すると、イエスは答えて言われた、「人の子が栄光を受ける時がきた。
ヨハネ17:1
これらのことを語り終えると、イエスは天を見あげて言われた、「父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。
十字架の時は、ダニエル書に記されていました。
時は定められています。
ダニエル書
これから後、イスラエルに帝国の興亡が、紀元前6世紀ダニエルを通して預言されました。
預言者エレミヤに示された捕囚期間が70年(エレミヤ29:10)
であることをを知ったダニエルは悔い改めの祈りを捧げていました。
そこへガブリエルが伝えた天の奥義が、メシア到来の七十週の預言です。
※ダニエル七十週で検索すると、多くの方々の解説が出てきますから、そちらも参考にしてください。
ダニエル70週の預言
ダニエル9:24~27
あなたの民と、あなたの聖なる町については、七十週が定められています。
これはとがを終らせ、罪に終りを告げ、不義をあがない、永遠の義をもたらし、幻と預言者を封じ、いと聖なる者に油を注ぐためです。
それゆえ、エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシヤなるひとりの君が来るまで、七週と六十二週あることを知り、かつ悟りなさい。
その間に、しかも不安な時代に、エルサレムは広場と街路とをもって、建て直されるでしょう。
その六十二週の後にメシヤは断たれるでしょう。
ただし自分のためにではありません。
またきたるべき君の民は、町と聖所とを滅ぼすでしょう。
その終りは洪水のように臨むでしょう。
そしてその終りまで戦争が続き、荒廃は定められています。
彼は一週の間多くの者と、堅く契約を結ぶでしょう。
そして彼はその週の半ばに、犠牲と供え物とを廃するでしょう。
また荒す者が憎むべき者の翼に乗って来るでしょう。
こうしてついにその定まった終りが、その荒す者の上に注がれるのです。
メシア到来まで70週(490年)が定められています。
定まった終わりとは、終末、再臨の時です。
ダニエル9:24
あなたの民と、あなたの聖なる町については、七十週が定められています。
これはとがを終らせ、罪に終りを告げ、不義をあがない、永遠の義をもたらし、幻と預言者を封じ、いと聖なる者に油を注ぐためです。
困ったことに、預言を示されたダニエル自身、その意味がさっぱりわからなかったようですね。
他の章には、あまりの難解さに、熱を出して寝込んだ、と書かれています。
「あなたの民と、あなたの聖なる町」
ユダヤ人とエルサレムの二つが揃っていなければなりません。
「とがの終わり、罪に終りを告げ、不義をあがない、永遠の義をもたらし、幻と預言者を封じ、いと聖なる者に油を注ぐ」
罪の時代の終わり、永遠に続く義の王国の王となることです。
その期間の合計は70週(490年)に定められ、三つに区分されています。
1)七週/49年
2)六十二週/434年
3)一週/7年
1)と2)は完了し、3)最後の一週が残っています。
主イエスの昇天により、最後の一週、ユダヤ人の時は止まっています。
その期間が、異邦人の時です。
最後の一週の始まりは誰も知りません。
マタイ24:36
その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、また子も知らない、ただ父だけが知っておられる
それを知るのは父だけ、他は誰も知りません。
その間の長い期間は「異邦人の時」、教会の時代です。
全世界に福音がのべ伝えられると、最後の一週、ユダヤ人の時が始まります。
最後の一週の中身は、黙示録にて明かされました。
ダニエル9:25
それゆえ、エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシヤなるひとりの君が来るまで、七週と六十二週あることを知り、かつ悟りなさい。
その間に、しかも不安な時代に、エルサレムは広場と街路とをもって、建て直されるでしょう。
メシアなるひとりの君が来るのが(初臨)。
7週と62週合わせて69週。
一週は7年、69×7=483年後。
一般的解釈では、エルサレムの再建命令が出て、メシアが来るまでの期間が、7週と62週を連続した69週483年後の解説が殆どです。
私個人は、7週と62週は区分されて記されていますから、連続した年数だとは思っていません。
エルサレム再建命令が出されたのは4度あり、その中の目ぼしい年が、クロス王のBC538年とネヘミヤ2:1のBC445年。
特にBC445年は十字架の年と一致するということで、多くの方々がこれを採用しています。
不安な時代とは、バビロン、メド・ペルシャ、ギリシャ、ローマ等の帝国に抑圧され続けた時代です。
そしてエルサレムは建て直され、神殿も、ヘロデにより改修が行われました。
ダニエル9:26
その六十二週の後にメシヤは断たれるでしょう。
ただし自分のためにではありません。
またきたるべき君の民は、町と聖所とを滅ぼすでしょう。
その終りは洪水のように臨むでしょう。
そしてその終りまで戦争が続き、荒廃は定められています。
62週の後、メシアが断たれる時が、主イエスが仰せになった「わたしの時」です。
ヨハネ12:23
すると、イエスは答えて言われた、「人の子が栄光を受ける時がきた。
ヨハネ17:1
これらのことを語り終えると、イエスは天を見あげて言われた、「父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。
AD70年、町と聖所をローマ人によって滅ぼされます。
来たるべき君(反キリスト)は、ローマの末裔だと言われています。
主イエスは、エルサレム滅亡を預言しました。
ルカ21:20-24
エルサレムが軍隊に包囲されるのを見たならば、そのときは、その滅亡が近づいたとさとりなさい。そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。市中にいる者は、そこから出て行くがよい。また、いなかにいる者は市内にはいってはいけない。 それは、聖書にしるされたすべての事が実現する刑罰の日であるからだ その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。地上には大きな苦難があり、この民にはみ怒りが臨み、 彼らはつるぎの刃に倒れ、また捕えられて諸国へ引きゆかれるであろう。そしてエルサレムは、異邦人の時期が満ちるまで、彼らに踏みにじられているであろう。
AD70年のエルサレム滅亡の日。
終末の終わりの時と重なるほど、ローマ軍が洪水のように押し寄せて
、エルサレム破壊されてしまいました。
ユダヤ戦記には、数百万人が殺されたと書かれていますが、主イエスを信じた人たちは山へ逃れ、みな助かります。
彼らがイスラエルの残れる者たちです。
メシアを受け入れなかった報い。
神のみ怒りによって世界離散を余儀なくされ、終わりの日(終末再臨)までエルサレムは、異邦人によって踏み荒らされます。
但し、完全に捨てられたわけではありません。
異邦人の時が満ち、再び呼び集められ、イスラエルという国家がよみがえりました。
問題の27節
ダニエル9:27
彼は一週の間多くの者と、堅く契約を結ぶでしょう。そして彼はその週の半ばに、犠牲と供え物とを廃するでしょう。
また荒す者が憎むべき者の翼に乗って来るでしょう。こうしてついにその定まった終りが、その荒す者の上に注がれるのです」。
「70週預言」の初臨預言説も紹介しなければいけません。
「彼は一週の間」の「彼は」はメシア、イエス・キリストのこと。
メシアが断たれた62週の後が70週目。
主イエスは、最後の一週(70週目)に、多くの者と堅い契約を結び、週(7年)の半ば公生涯の3年半に、十字架で断たれました。
主ご自身による血の贖いによって救いが完結し、それまで行われていた、動物による血の生贄と供え物は必要無くなり、70週の預言は完了した。
という、主イエス初臨の預言とする解釈です。
けれどもこれでは文脈が変です。
彼が契約をしたのは半週の3年半、あと3年半が残っています。
26節の断たれるメシアと、次の「また来たるべき君」は、またで区切られています。
従って、27節の「彼は」26節の「来るべき君、反キリスト」のこと。
反キリストの呼び名
1)おまえ(サタン)の子孫/創世記3:15
2)小さな角/ダニエル7:8
3)荒らす憎む(忌む)べきもの/ダニエル9:27 11:31 12:11マタイ24:15
4)不法の人/第二テサロニケ2:3.8
5)滅びの子/第二テサロニケ2:3
6)反キリスト/第一ヨハネ2:22
7)獣/黙示録11:7
彼(反キリスト)は何を行うのか。
マタイによる福音書 24:15
「預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、
イエス様が預言された「荒らす憎むべき者(反キリスト)」です。
まだ現れていません。
「荒らす憎むべき者が聖なる場所に立つ」とはどういうこと?
荒らす憎むべき者には、雛型が存在します。
ダニエルはその預言を記しています。
その名は「アンティオコス・エピファネス」
ギリシャが4分裂した中の、シリアの王。
メシアの初臨の前に現れた、将来現れる反キリストの雛型。
エピファネスが行いが、終わりの時現れるTHE反キリストの予型。
エピファネスの預言
ダニエル11:31-32
彼は軍隊を派遣して、砦すなわち聖所を汚し、日ごとの供え物を廃止し、憎むべき荒廃をもたらすものを立てる。 契約に逆らう者を甘言によって棄教させるが、自分の神を知る民は確固として行動する。
11章には、後に現れるエピファネスの預言が記されています。
預言が示されたのはBC534年頃。
エピファネスが行うこと
1)聖所を汚す
2)供え物を廃止する
3)憎むべき荒廃をもたらすものを立てる
反キリストは、この3つを行います。
彼は、自らを現人神と呼び、BC167年秋、ユダヤ人に対して徹底した宗教弾圧を開始しました。
エルサレム神殿にギリシアのゼウス神の像を建て、聖所に汚れた動物「豚」の血を注いだ。
ユダヤの伝統的な宗教行事を禁止し、従わない者たちを処刑します。
これに反抗したマカバイ家の人たちが反乱し、マカバイ戦争が起きます。
これが終わりの時現れる、反キリストの雛型予表です。
外典マカバイ記に書かれています。
その後エピファネスは、BC163年春陣中にて急死。
その期間BC167年秋~BC163年春、ほぼ3年半。
ダニエル8:11~12
その上、天の万軍の長にまで力を伸ばし、日ごとの供え物を廃し、その聖所を倒した。 また、天の万軍を供え物と共に打ち倒して罪をはびこらせ、真理を地になげうち、思うままにふるまった。
8章で預言されたアンティオコス・エピファネス。
供え物を廃し、聖所を汚します。
後の世にこれが現実となりました。
ダニエル8:25
才知にたけ その手にかかればどんな悪だくみも成功し 驕り高ぶり、平然として多くの人を滅ぼす。 ついに最も大いなる君に敵対し 人の手によらずに滅ぼされる。
更に読み進むと、エピファネスに置き換えて、反キリストのことが記されています。
「最も大いなる君」とは主イエス・キリスト、人の手によらずに滅ぼされるとは、2章の預言です。
ダニエル書 12:11
日ごとの供え物が廃止され、憎むべき荒廃をもたらすものが立てられてから、千二百九十日が定められている。
ダニエル書最後12:11に記された、終わりの時に反キリストが供え物を廃止し、憎むべきものを立てます。
マカバイ記
プロテスタントでは外典、カトリックでは正典として扱われています。
アンティオコス・エピファネスの史実が、しっかりと書かれています。
マカバイ1:10~11
「そしてついには彼らの中から悪の元凶、アンティオコス・エピファネスが現れた。彼はアンティオコス王の王子でローマに人質として送られていたが、ギリシア人の王朝の第百三十七年に王として即位した。 この間、イスラエルには律法に背く者どもが現れ、「周囲の異邦人と手を結ぼう。彼らと関係を断ってから万事につけ悪いことばかりだから」と、多くの者に説いて回っていた。
「アンティオコス・エピファネス」
アレクサンドロスの死後、ギリシャが四つに分裂、その中のシリアを統治した王、反キリストの雛型。
ユダヤ人は、捕囚から帰還したといっても、ペルシャ、ギリシャ、ローマと帝国に統治され、エルサレムは異邦人に踏み荒らされていました。
イスラエルの中に、エピファネスに惑わされ、律法を離れて、彼らと手を組む人たちが現れます。
マカバイ1:13~15
民の中のある者たちは進んで王のもとに出かけて行き、異邦人の慣習を採用する許可を受けた。 こうして彼らは異邦人の流儀に従ってエルサレムに錬成場を建て、 割礼の跡を消し、聖なる契約を離れ、異邦人と軛を共にし、悪にその身を引き渡した。
イスラエルのある者たちを取り込み、言葉巧みに嘘偽り、騙してしまいます。
こうして、エピファネスとの契約が結ばれてしまい、聖なる場所は荒らされていきました。
マカバイ1:45
聖所での焼き尽くす献げ物、いけにえ、ぶどう酒の献げ物を中止し、安息日や祝祭日を犯し、
律法を汚し、捧げものをやめさせます。
マカバイ1:47~50
異教の祭壇、神域、像を造り、豚や不浄な動物をいけにえとして献げ、 息子たちは無割礼のままにしておき、あらゆる不浄で身を汚し、自らを忌むべきものとすること、 要するに律法を忘れ、掟をすべて変えてしまうということであった。 そして王のこの命令に従わない者は死刑に処せられることになった。
偶像をたくさん作り、ユダヤでは汚れた動物である「豚」を生贄とし、その汚れた血を聖所に撒き散らした。
マカバイ1:54
第百四十五年、キスレウの月の十五日には、王は祭壇の上に「憎むべき破壊者」を建てた。人々は周囲のユダの町々に異教の祭壇を築き、
そしてゼウス像(荒らす憎むべきもの)が祭壇に建てられてしまった。
1)エピファネスは、巧みな言葉でユダヤ人を取り込み、契約を結んだ。
2)契約完了すると豹変、突如迫害が襲い、神殿を荒らし、ゼウス像を建てた。
3)荒らされる期間は3年半。
これが、終わりの時に現れる、反キリストの雛型です。
これらを踏まえて、再度9:27を見てみましょう。
ダニエル9:27
彼は一週の間多くの者と、堅く契約を結ぶでしょう。そして彼はその週の半ばに、犠牲と供え物とを廃するでしょう。
また荒す者が憎むべき者の翼に乗って来るでしょう。こうしてついにその定まった終りが、その荒す者の上に注がれるのです。
彼は(反キリスト)、言葉巧みにユダヤ人を取り込み、まんまと一週(7年間)の契約締結に成功します。
彼はその半ばに、突如契約を保護にし、犠牲と供え物を廃止させてしまいます。
残りの3年半、反キリストは大暴れ、大患難時代の到来。
現在、エルサレムに神殿はありませんが、聖書はエルサレム神殿を預言しています。
第三神殿
神殿再建財団のトップの名はソロモン。
その秘書名バテシバ。
神殿建設に必要な資材は、既に準備完了。
トランプ.プーチン大統領をエルサレムに呼んで、打ち合わせも完了したようです。
あとは建設するだけ。
けれども、最後の難関、そこにはイスラムの岩のドームがあり、これを動かすには多くの血が流れるでしょう。
この問題を、平和に解決する人物が反キリスト。
というシナリオか?
ヨハネの黙示録 13:5
「この獣にはまた、大言と冒瀆の言葉を吐く口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。」
契約を反故にした反キリストが暴れる四十二か月(3年半)。
反キリスト像「荒らす憎むべきもの」が、エルサレム神殿に立ちます。
ヨハネの黙示録 13:14-18
更に、先の獣の前で行うことを許されたしるしによって、地上に住む人々を惑わせ、また、剣で傷を負ったがなお生きている先の獣の像を造るように、地上に住む人に命じた。 第二の獣は、獣の像に息を吹き込むことを許されて、獣の像がものを言うことさえできるようにし、獣の像を拝もうとしない者があれば、皆殺しにさせた。 また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。 そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。 ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。
ギリシャの文字にはそれぞれ数字があります
Επιφανής(エピファネス)の数字
5 + 80 + 10 + 500 + 1 + 50 + 8 + 6 = 660
6足りません。
70週預言のまとめ
残された最後の一週。
反キリストが平和の使者を装い、言葉巧みに、イスラエルと7年の和平契約を結びます。
多分パレスチナ地域の安全保障、ムスリムとの問題が完全決着するような、ありがたい内容だと思われます。
彼は、週の半ば3年半が過ぎた頃、契約を反故にし、大患難がはじまります。
反キリスト時代の、最も過酷な3年半。
終わりの時、像が建てられる、
その像はことばをしゃべります。
額が右手に刻印を押され、その刻印無しには生きていけません。
まるでAI時代の世界です。
聖書が示す、定められたメシアの期間は、あと一週の7年間のみ。
原理の期間
キリスト教迫害時代40年
士族メシア家庭教会時代40年
天一国時代12年
天地王権分立時代4年
真の母・捕虜帰還時代2年
真の家庭降臨準備時代4年
合計102年、95年オーバー。
そんなことを書いていたら。
獣の像、荒らす憎むべきもの。