普段のサイクリング用のホイールとして使ってきたFulcrum RACING ZERO。
7年間(2016.5➡2023.8)使って走行距離が約29,000kmほどになります。
以前、リムがブレーキングで削れて摩耗しブレーキ性能が低下するということで、ショップのI店長からそろそろ更新した方がいいよと勧められていたんだけど、この度ホイールを更新することとなりました。
ホイールを更新するにあたり、条件としたのが、
❶雨天時や急勾配の下り坂でのブレーキの利きに不安の少ないアルミリムホイールであること、
❷28Cのワイドリムは好きではないので現行と同じ23C~25Cのタイヤが使えるリム(=ナローリム)であること
カーボンホイールも持っているものの、雨天時のブレーキの利きの悪さを身を以て体験しているので晴天時だけ使っています。
ディスクブレーキ対応のフレームならブレーキの心配なしに軽量なカーボンホイールが選び放題なんだけどな~
現行のFulcrum RACING ZEROはリム幅が22.5mmのワイドリムということで今回の購入対象から外れました。
❶❷の条件に合致した完組ホイールがないかと現在のメーカーのラインナップを調べてみたけれど、最近はディスクブレーキが主流(自分のフレームはリムブレーキ対応)&ワイドリム化が進み、以前に比べてナローリムのアルミリムホイールの選択肢が激減。
そこで以前から興味のあった “手組ホイール”を検討することとなりました。
手組ホイールでメインのパーツとなるのはリム、スポーク、ハブ、ニップル。
あとこれにスプロケ、クイックリリース、チューブ、リムテープ、タイヤを足してホイールとして使用可能となります。
■リム
ネット検索していて気になったのがDT SWISSのリムハイトの異なる2種類のリム(リムハイトが21mmのRR411と32mmのRR511)
リムハイト12mmの違いで重量はホイール1本につき約100gの差があります。
リム幅は21.5mmで23Cのタイヤも使用可能です。
なるべく軽量化したかったのでホール数はF:20、R:24とスポーク数の少ないものにしました。
リム重量は前後とも実測で540gでした。
今まで使ってきたFulcrum RACING ZERO(リムハイトはF:27mm、R:30mm)と同程度のリムハイトが良いけれど、リムハイトが高ければ重量↑。
好きな平坦を伸ばすか、苦手な上りをやや苦手にするか悩みましたが、好きな平坦をもっと楽しめるようにってことでリムハイト32mmのDT SWISS RR511(1本540g)に決定です。
■スポーク
スポークと聞いて頭に浮かぶのが、エアロなスポークの代名詞として有名なSAPIM CX-RAY。
空力性能、重量、引っ張り強度を高次元で達成した有名なスポークです。
昔から名前はよく聞くものの、まさか自分が使う日が来るとは思ってもみませんでした。
実際に見てみるとFulcrum RACING ZEROのスポークと比べて扁平ではなくあまりエアロっぽくないですね。
ブラックよりシルバーの方が塗装されていない分、若干軽いと言われたけれど見た目重視でブラックでお願いしました。
長さ280mm、1本4.3g、10本で44.7g➡前後44本なので重量は約197gです。
■ハブ
値段がピンキリで、“キリ”のGOKISOハブだとこれだけでミドルグレード以上のロードバイクが買えてしまいます。
ハブの性能が走りに影響するのでなるべくいいものを装着したいということでDT SWISSの240 Ratchet EXP 【F:120g+R:220g=340g】にしました。
これより上位モデルの180 Ratchet EXPがあるけれどスルーアクスルタイプしか取り扱いがありませんでした。
ラチェットの歯数は36T。
ラチェット数が多いほど爆音らしく、実際にペダルを回してみると確かにすごい音。。。
下りでペダリングを停めた時、すぐに周囲に分かってしまいますね。
立ち上がり時のかかり具合が以前より素早いのでスムーズに加速できるようです。
歯数が多いと漕ぎ出しにクランクが空転する間隔が短くなるため、かかりのいい状態になります。
その分、歯数分の抵抗も生まれるため、フリーの回転力が下がるというトレードオフが発生。
なのでペダリングをやめるとスピードが落ちやすくなっているそうです
そのため、ロングライドではロスが減って効率が上がる分、ラチェットの歯数が多いほど脚にダメージが溜まりやすくなるんだとか。
ハブのロゴのところが赤くて目立つのでブラック系のステッカーに貼り替えました
そのほかのパーツとしては、
◆スプロケ
Fulcrum Racing ZEROに付けていたSHIMANO CS-8100を外して使用
◆クイック
軽さではなく固定力が重要ってことで色々探してみたけれど見つけられませんでした。
Fulcrum Racing ZEROに付いていたクイックを使うことに。
重量はF:55g、R:60gです。
◆リムテープ
なるべく軽量なのをお願いしますと伝えたところ、DT SWISSのチューブレスレディリムテープとなりました。
◆ニップル
DT SWISS Pro Lock Squorx Pro Head アルミニップル2.0を使用
こうして、”のむラボホイール”ならぬ”いなラボホイール”が完成
ホイール重量はFulcrum Racing ZEROがF:610g、R:850gの計1,460g、
DT SWISS RR511がF:780g(+170g)、R:890g(+40g)の計1,670g
※スプロケ&タイヤ&チューブ&クイック&リムテープの重量を除く
リヤホイールの重量増は思ったほどではなかったけど。フロントホイールは結構重くなっています。
このホイールはチューブレスで使用可能だけど、自分は「快適性」よりも「タイヤの嵌めにくさやメンテナンスの手間などのデメリット」を許容できなかったので暫くは今までどおり“チューブあり”で使う予定です。
走り続けていて興味があれば試しにチューブレスで使ってみるかもしれません。
チューブレス対応のリムだからなのか、使い込んだタイヤなのに嵌めるのがめっちゃ大変でした。
パンクした時が大変だ
早くこのバイクでサイクリングしてみたいけれど、来週は台風12号接近で天気のよくない日が続くみたい。
走るなら日曜日ぐらいが狙い目かな?