GeneCafeのススメ
スイスのチューリッヒのRoast Rebels GmbH (Mr. Ingo)さんのサイトを参考にGeneCafeの焙煎方法(プロファイル)を見つけてたので、その方法で試して焙煎してみると思ってた以上に美味しい焙煎が出来きました。記録する為に日本語にしてみました。
※:取扱説明書には、予熱(暖気運転)をして使うということは一切かかれておらず、メーカーの保証の対象外になるかもしれません。特に、連続焙煎をしないよう注意書きがあります。焙煎方法は自己責任で行っていただくようにお願いします。
とはいうものの海外では、予熱を行う方法を多くのホームロースターの方々が行っているようです
【詳細のプロファイルは、以下のページにて】
本家様よりプロファイル3件なら翻訳掲載の許可をいただいたので紹介をさせていただきます。Mr.Ingoさんありがとうございます(Thanks Mr. Ingo.)
Roast RebelsのGene Cafe用のプロファイル
GeneCafe(CBR-101)を使ったおうち焙煎
GeneCafe は韓国のGenesis Corporationというメーカーの家庭用焙煎機です。
以下翻訳
GrneCafeは家庭での珈琲豆焙煎を非常に簡単に行えます。このチャレンジ(というか楽しみ)は、GeneCafeの為の最高の焙煎プロファイルを見つけ、あなたがあなた好みの方法でコーヒー焙煎を始める最初の第一歩です。以下に標準的なプロファイルの提案を掲載します。またさらに、異なるコーヒー豆毎のGeneCafe焙煎プロファイルを選んでみて下さい。(ここでは、3つのプロファイルを掲載しています。)
GeneCafe(CBR-101)の標準的な焙煎の方法
1.空のままドラムをセットします。青のオン/オフボタンで約6分200℃の温度を設定。
温度が約200℃になるまで予熱(暖気運転)を行います。
2.温度が200℃になったところで、強制終了(ディスプレイに「E」が表示されるまで赤いボタンを長押しする)かなり熱くなっているので鍋つかみなどを使ってドラムを取り出します。(とても熱いので火傷に注意してください。)
3.ドラムに200g~250gの生豆をドラムに入れます。ドラムの生豆投入ライン以上にならないように入れて下さい。ドラムの蓋をしっかり閉めて本体にセットし、青いボタンで19分間、赤いボタンで240℃に設定し、赤いボタンで焙煎を開始します。
4.コーヒー豆は予熱によって直ぐに蒸らしプロセスが始まり次の焙煎プロセスに移行できます。設定温度と計測温度がどのように交互に点滅する事で温度の確認ができます。焙煎中に温度と時間の微調整もできます。最初の焙煎では、1ハゼが起こるまで待っているだけです。
5.GeneCafeではパチパチという音(ハゼ音)が聞こえにくいことがあります。でも、豆は短い時間で豆のシワが伸び、珈琲豆焙煎の独特の香りである程度の焙煎度合いがわかります。そして、ドラムのガラス内の珈琲豆の焼け色を見て焙煎具合の確認もできます。
(※自分の場合は、バーベキュー用のグリルマットでドラムのガラスに当たる音を減らすようにもしています。)
意外とガラスと当たる音が消えるのでこの方法もイイです。
6.1ハゼの後、自分の好みの焙煎度合いになるまで待ちます。
7.焙煎が完了したら、鍋つかみ等でドラムを取り出し、珈琲豆を取り出してザルやうちわ(ドライヤーのクール)等で焙煎豆を急冷します。
同じ焙煎方法で設定温度を250℃に上げて少し短め焙煎して、どのように味が変化するかを試してみてください。
追記:GeneCafeには自動冷却機能が組み込まれていますが、冷却時間が長いと言う特徴があります。その為、自分が思っている焙煎度より焙煎が進む傾向があります。また、焙煎後の珈琲豆のテイストがフラット味になりがちです。焙煎後に上記のように珈琲豆を取り出して、粗目のステンレスザル(園芸用等)と扇風機等で焙煎豆を急速に冷やして焙煎が進むのを止めてみるのもよいです。
訳者追記:コーヒークーラーを使うと更に早く楽になります
GeneCafeでのさまざまなコーヒー豆の焙煎プロファイル
3.GeneCafe焙煎: アナエロビック(嫌気性発酵)製法 HGの豆
(例:オーガニック エチオピア イフガチェフェ ナチュラル,グアテマラ ハニー アナエロビック)
豆の量:250g
予熱: 200℃
設定温度1:150℃を6分間
設定温度2:1ハゼまで240℃
設定温度3:好みの焙煎具合まで220℃
焙煎度: 16-19%
4.GeneCafe焙煎:南中央アフリカ SHBの豆
(例:オーガニック グアテマラ デリシア SHB, オーガニック ホンジュラス コパン, メキシコ チアバス SHG)
豆の量:250g
予熱:180℃
設定温度1:1ハゼまで245℃+1ハゼ後45秒
設定温度2:好みの焙煎具合まで225℃
焙煎度: 19%
5.GeneCafe焙煎:インドネシア産の豆(主にスマトラ製法)
(例:インドネシア スマトラ リントン)
豆の量:230g
予熱: 200℃
設定温度1:160℃に達したら、1分間温度キープしてください
設定温度2:1ハゼまで245℃
設定温度3:最後まで220℃
焙煎度: 19-24%
自分の感想ですが、予熱を加えることと、蒸らし時間を好みに調整する方法が美味しくなるコツなのかも?と思っております。
最後に、このプロファイルの転載を了解頂きました。Mr.Ingo さんに感謝いたします。
ありがとうございました。
補足(訳者独自補足) 2つの簡単なコツを紹介します
【翻訳とは別で私自身の焙煎のコツです】
1.焙煎後の豆冷却の問題
珈琲豆の焙煎は、GeneCafeでも同じで、すぐに冷却モードにはいっても、焙煎が少し進みます。簡単に言うと、ハゼ途中の焙煎が、ハゼ後になってしまうという感じです。
GeneCafeの自動クーリングは時間がかかり過ぎです。そこで、今までは、強制終了をして、ドライヤーの冷風を使っていたのですが、まぁ手がつかれるという問題がありました
そこで、コーヒークーラーを導入し、すごく楽になりました。それまでは、強制終了させて、ドライヤーの冷風を使っていたのですが2分もあれば冷えるのですごく楽になりました
GeneCafeの焙煎度合いでお悩みであれば、思ったタイミングでクーリングしてみることもお勧めします。思った通りにならないと自分が感じた事がこれで解消しました。
2.1ハゼ,2ハゼが聞こえない問題
GeneCafeのに限らず、珈琲豆の焙煎時の「ハゼ」るときの音が聞こえると焙煎度合いがわかりとてもやりやすいです。
自分は、HY929という配管をチェックするマイクをGeneCafeに取付ました。
これが驚くぐらいちゃんと聞こえるので、2ハゼも聞き逃さなくなりました。
これはお勧めのハゼチェック機材です!
3.深煎り煙問題
これもGeneCafeに限らずどの焙煎機でも同じだとは思いますが深煎りにするとまあまあ部屋に煙が出てしまします。その問題を解消する為に、ホームセンターでΦ75のアルミ排気ダクトを取り付けて窓の外に配置するだけです。これは価格も安いのでお勧めです。
※:2023.9.26 プロファイルを1つ、スマトラ式豆のものに変更しました。