夏のトレッキングで突然のカミナリに
悩まされたことはありませんか。
カミナリは一年中発生するものですが
これから夏にかけては特に注意が必要です。
カミナリが発生するメカニズムですが
まず、
夏の日差しによって
湿気を含んだ空気が熱せられ、上昇気流ができます。
高く昇った空気はやがて、独特の形をした
入道雲を発生させます。
この入道雲と、地表の間に起きる放電現象がカミナリです。
一度発生したカミナリは、しばらく続く傾向がありますので
１週間前から、目的地のカミナリ情報には注意してくださいね。
昔から、
カミナリは金物に落ちやすいと言いますね。
カミナリがなったら金属を体から離すように
教わってきたと思います。
それは非常に大切な事です。
そしてもう一つ大切なことは・・・・
さきほど、カミナリは入道雲と地表の間に発生する
放電現象といいました。
カミナリから見れば近い地点、
地上にある高いものが目標になってしまいます。
ですからカミナリが鳴っているときに、
ストックやピッケルを高く掲げたり
傘をさすことは、非常に危険です。
ヤメてください。
カミナリが発生するときは、夕立が起きるときと同じです。
まず、
黒い雲が湧き上がって、周囲が暗くなり
風が出てきて大粒の雨が落ちてくる。
そして、やがて雷鳴がとどろく。
そんな前兆があれば、速やかに避難行動に移ってください。
なにごとも迅速に、落ち着いて行動することが
あなたの身を守りますから。
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