前回は水分補給についてお話しましたが、
今回は水分不足によって起こる
熱中症
についてお話します。
熱中症には大きく分けて
・日射病
・熱射病
の２つがあり、
同じように言われますが、少し違う症状です。
日射病は
顔が赤く火照ったようになり
呼吸が乱れ、皮膚が乾燥し汗が全く出なくなる症状です。
めまいや頭痛がひどくなり、
ひどくなると命にも関わります。
日射病にかかったら、
木陰などに頭を高くして寝かせ、首筋を冷やします。
体温が下がるまで風を送り、 吐き気があったら顔を横に向かせます。
熱射病は
体内の塩分や水分が不足し、体温の調節が利かなくなる症状で、
顔は青白く大量の汗が出て、皮膚は冷たくじっとりした感じになります。
体温はやや低くなり脈も弱くなります。
熱射病にかかったら、
頭を低く足を高くし、
体温が低いなら、水や薄い食塩水を１５分おきに飲ませるようにします。
顔が火照っているか、青白いか、
体温が高いか、低いかで、
足を高くするか、低くするか、
対処法が全く違ってきますので、ご注意下さい。
熱中症はテレビなどでよく耳にするので
逆に油断しがちです。
体調管理に細心の注意をはらって
夏山登山にトライしてください！！
あと、こまめな水分補給を忘れずに！！！