○人間関係のトラブルの少なくない割合が、相手の時間を考慮していないことに由来する。
○「時間が無い」は答えである。
○「時間があるときでいいから××やっておいて」という要件を断るのは、「時間があるとき」というものが存在しないからである。
○限界まで追い詰められて時間の余裕を無くしているときは、「時間が無い」と訴える時間すら無い。
○「ちょっと××やってくれない」はちょっとでは済まない。
○頼んだら「終わるまで待って」と言われたので終わるまで待っていたのに、いつまで経っても終わらないのでしびれを切らしたというのは、要件を無視しているのではなく、本当に終わっていないのである。
○ぞんざいに扱われるというのは、丁寧に扱って貰えるだけの時間の余裕がないときに無理に要件をぶち込んだ結果である。
○「3分だけ時間ちょうだい」と譲歩したのに断られたというのは、その3分間も存在しないということである。
○「今ここで3分使うか、あとで3時間使うか」という選択肢を示しても回答を得られなかった場合も、そもそも3分間の余裕も存在しないということである。
○土日や祝日に要件を入れたらものすごく嫌な顔をされたというのは、土日や祝日にも別の要件があったのをキャンセルさせられるという場合と、貴重な自由時間が奪われる場合とがある。そのどちらも嫌な顔をする側のほうが正しく、要件を入れる方が間違っている。
○COVID-19以降に如実になったが、自宅でのリモートワークは平日昼間に用件を言いつけることのできる人間が自宅にいることだと考えるのが家の中にいると、その家庭は間違いなくギクシャクすることとなる。
○平日昼間の仕事中に気軽に用件を言いつけたり、酷いのになると片道数時間の場所まで呼び出そうとする。
○仕事中だからという理由で断っても、自宅でのリモートワークが仕事であるという認識を持っていない。
○もっと惨いのになると、仕事中に呼び出しても何ら問題ないと思っている。
○こうした人の希望を応えるのに必要なのは、時間が無い人間に要件を背負わせることではなく、要件を背負える暇人を用意することである。
○ここでいう暇人の中には、用件を言いつける本人も含まれる。

