辞典(かんこ~かんこ) | Short+α

Short+α

ノコギリでも、包丁でも、ハサミでも、刃はある程度使ったら研がないと切れなくなる。昨日と同じだけ切るつもりだったのに今日はうまくいかないというときは、頑張らなかったらではなく研がなかったから。
刃にとっての研ぐという行為は、人間で言う休息に当たる。

【勘合船】(かんごうせん)
室町時代、勘合を交付されて明と正式に交易した船。かつての遣唐使船よりもありがたみが薄く感じるが、この場合はそもそも遣唐使船があまりにも危険すぎる船の構造なのが問題であり、そっちがおかしい。

 

【観光地】(かんこうち)
観光の対象とされる史跡や名勝地、建造物等がある土地。無ければ作ればいい。

 

【官公庁】(かんこうちょう)
国と地方公共団体の役所で、かつてはここに勤める身になることで一生の安泰が期待できたが、現在はどこかの誰かのせいで過労死してもおかしくない激務がやってくる。

 

【観光庁】(かんこうちょう)
国土交通省の外局の一つで、イメージ的にもっと前からあったように思えるが、平成二〇(二〇〇八)に設置された比較的新しい省庁である。ゆえに、第一次安倍内閣以前の日本にこれがあるという描写はおかしい。

 

【観光都市】(かんこうとし)
観光資源が多く観光で成り立っている都市で、京都をこのように扱うと京都市民から激怒を買う。

 

【観光農園】(かんこうのうえん)
観光客に農作物の収穫を体験してもらい、その収穫物を販売することで対価を得ている農園で、前にも書いたが食べ放題をやると採算が取れなくなるので取りやめているところが多い。

 

【勧工場】(かんこうば)
明治から大正にかけて、一つの建物の中に多くの店が入り、いろいろな商品を即売した、いわゆるショッピングモール。デパートの進出により衰えたが、今度はショッピングモールの隆盛でデパートのほうが閉店しつつある。

 

【寒紅梅】(かんこうばい)
梅の一品種で、寒中に紅色の八重の花が咲く。なお、検索すると梅よりも先に同名の日本酒が出てくる。

 

【観光バス】(かんこうばす)
団体で観光地などをめぐるために作られた大型自動車で、景色がよく見えるように床面を高くしたり、多量の荷物を積み込めるスペースを設けたりと工夫を施している。なお、どれだけ工夫を施しても、道路の渋滞をどうにかできる工夫は存在しない。

 

【慣行犯】(かんこうはん)
常習犯のこと。自分がやっていることが犯罪であると自覚していないか、犯罪に手を染めている自分は問題ないと考えているとこうなる。

 

【刊行物】(かんこうぶつ)
刊行した書籍、文書、絵画など。自分の作品がこうなるのを夢見る人は多いが、慈悲でその夢を叶えたときに待っているのは膨大な在庫である。

 

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