偉大なる皮肉・あずきバー編 | Short+α

Short+α

悲報:流行性結膜炎罹患

○本日7月1日は「井村屋あずきバーの日」。

 

○なお、7月1日に販売開始となったからではなく、夏の盛りをこれから迎える7月の始めに、冷たいあずきバーを食べてもらうことで暑い夏を乗り切っていただきたいという思いから、井村屋グループが制定したものである。

 

○なお、あずきバーは確かに冷たい食物であるのだが、あずきバーに対する形容詞としてもっとも適切なのは、固い、である。

 

○一時期、地球上でダイヤモンドの次に固い物質であるという話まで出た。

 

○実際に測ってみたらサファイヤより固く、人間の派手は太刀打ちできないという計測結果が出たこともある。もっとも、これは計測ミスであり、いくら何でも地球上で二番目に固い鉱物であるサファイアを上回るまで固くはない。

 

○とは言え、食べ方次第では歯を破壊する食べ物であることに違いはなく、井村屋自身もあずきバーを食べる際の注意として、歯を痛めないように注意することを喚起している。

 

○そこまで固いことが問題になるのではないかと思うかも知れないが、その問題は杞憂である。

 

○どういうことかというと、柔らかく食べやすくしたあずきバーを実際に売り出したこともあるのだが、売れなかった。それも、一度や二度ではなく、三度のチャレンジをして三度とも失敗した。これはもう、あずきバーは柔らかくしてはならないというマーケティングの鉄則とするしかない。

 

○実は井村屋としては、あずきバーを固くするつもりは無かった。固くするつもりは無かったのだが、味わいを求めた結果、乳化剤や安定剤といった余計な添加物を使わず、アイスクリームを柔らかくするのに用いる乳固形分も使わず、もっとも大切なこととして空気含有量を少なくすることで味わいを生みだした結果、固くなってしまったのである。

 

○あずきバーと言えば井村屋が思いつくが、シェア100%ではなく、他の企業もあずきバーを作っている。ただし、井村屋のシェアは90%近くを占めており、他者が入り込む余地は少ないであろう。

 

○あずきバーの市場(しじょう)そのものは年々増加している。特に、国外市場の拡張と、従来からの品質追及への評価、そして、COVID-19以降の巣ごもり需要があずきバーへの需要を高めたというのが井村屋の分析である。

 

○ちなみに、海外でもあずきバーはあずきバーであるが、ムスリム圏では少しだけ事情が異なる。

 

○ハラル認定を受けた原料のみで作ったあずきバーが売られており、こちらは日本国内で売られているあずきバーより少しだけ甘さが抑えられているとのこと。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村