偉大なる皮肉・個人情報扱い者の悩み編 | Short+α

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○何度かネタにしているが、私の職業は銀行で働くITエンジニアである。

 

○これは銀行に限ったことではないが、個人情報を扱う職業というのは、個人情報の扱いに必要以上に気を使うこととなる。

 

○特に気を使うのが本人確認。間違いなくその人であると証明する方法に悩み続けることとなるのが我々の職業の運命である。

 

○マイナンバーカードに対する拒否感の強い人もいるのも理解するし、保険証とマイナンバーカードを一体化するのが気にくわない人もいるのも理解できるが、こちらの立場から言わせていただくと、一刻も早く紙の保険証を無くしてマイナンバーカードに変更して欲しい。

 

○何が問題なのかというと、健康保険証が本人確認書類としてあまりにもレベルが低すぎるのだ。

 

○保険証だけでは本人確認書類として認めないというところが増えているのも、ぶっちゃけると保険証が詐欺に使われることがあまりにも多かったからである。

 

○マイナンバーカードでも偽造できてしまうという人がいるのは理解する。ただ、マイナンバーカードの偽造と保険証の偽造とでは後者の方が簡単で、もっと言えば、後者を用いた詐欺は(これ以上書くと犯罪の手順を記すことになるので自重する)

 

○これがマイナンバーカードだと偽造が困難になる。さらに偽造が通用するのはカードを人間の目で見て、目の前にいる人物の身分証明書として通用するかを確認するケースに限られる。

 

○では、具体的にはどのように偽造を防ぐのかというと、公表できる範囲で記すとすれば、マイナンバーカードに含まれているICチップ。それ以上の具体的な内容は書かない。

 

○さらに問題になっているのが、窓口担当者の個人情報に対する守秘義務。以前Twitterのネタでこのような画像を作ったが、実際にこれぐらいの個人情報に接してしまうこともゼロではない。

 

○接してしまうこともあるが、そんな情報を公表しようモノなら、本人が逮捕されるだなんてレベルでは済まない。企業にも民事訴訟がやって来るし、下手すれば企業倒産モノだ。

 

○もっと注意すべきなのが、こうした個人情報のコピーやメモ。本人が捨てたつもりでも誰かが盗んでしまったら、その瞬間に個人情報が外に漏れることとなる。

 

○なので、今は紙に残さないようになっているし、コンピュータに残すようになっているにしてもただちに完全消去されるようになっている。

 

○理論上、完全消去した残骸を修復することは不可能ではないというが、その技術を持っている人間がいるなら、個人情報をどうのこうのしないで、エンジニアとして真面目に働いたほうが稼げる。

 

○ちなみに私には、残骸を修復する技術などない。

 

 

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