偉大なる皮肉・恋愛の諦め編 | Short+α

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○かつては「結婚しないのか?」と言われていた。

 

○今となっては「まあ、結婚しない人生もあるしな……」と言われるようになった。

 

○ちなみに、そのように言われるようになった理由であるが、正月の親戚の集まりで「まだ結婚しないのか?」としつこい親戚がいたので「俺と結婚したい女性ならば探せば見つかるかもしれないが、お前と親戚になりたいなんて女性は地球上に存在しない」と返した結果である。

 

○そこに追い打ちを掛けたのが、その親戚の息子の奥さんの強いうなずき。

 

○同居がものすごく苦痛だったようで、それからしばらくして夫の転勤に付き合うという名目で夫婦揃って上京し、その一年後には子供が生まれた。

 

○その親戚との関係については多少フェイクを入れているが、普段ならば「お前」と呼ぶことはないものの、そのときばかりは「お前」と呼んだ。

 

○今はもう呼べない。故人となってしまったので。

 

○皮肉なことに、私はそれからも独身のままでいるが、親戚では数多くの縁談が生まれた。

 

○恋愛を諦める要素の中には、本人の努力ではどうにもならないことがあるのを知った。特に、その人個人との恋愛であるならば何の問題もないが、その人の親族となることを考えると一歩引き下がってしまうのはやるせなくなる。

 

○なお、これは男女を入れ替えても、さらには性的マイノリティに範囲を拡げても同じである。

 

○恋愛相手の魅力は申し分ないが、当人以外の人と新しく身近になることに躊躇するという例がある。

 

○先ほどの親戚を例に挙げると、こちらは噂として耳にしていた範囲であったが、どうやらその女性はその親戚にかなりこき使われていたらしい。

 

○具体的なこき使われ方はネットで観られるような舅の嫁いびりを思い浮かべていただきたい。その七割ぐらいが該当する。

 

○その人と親戚になる、身近になるということは、恋愛を諦める要素の一つになる。

 

○私はどうやら言ってはならないタブーを口にしてしまったようであるが、悪気はあっても後悔していないし、反省もしない。

 

○もっとも、新たな結婚を生みだしたとしても、私自身は何の変化も無かったが……

 

 

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