偉大なる皮肉・どうでもいい大騒ぎ編 | Short+α

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○マンガやアニメ、ゲームに対する非難はどうでもいい大騒ぎである。

 

○性犯罪を助長するとして非難する声もあるが、その非難を裏付ける証拠はどこにも無い。

 

○証拠を出して非難に根拠が無いことを示しても、非難を止めることは無い。理由は明白で、単に嫌いなのだ。

 

○作品そのものが嫌いというより、その作品を好きである人のことが嫌いなのである。

 

○それでいて、その人のことが嫌いであるということを口外しようとすると差別になることは理解できている。そこで、その人を差別するのではないという体裁をとろうとする。

 

○その題目としてマンガやアニメやゲームを掲げ、非難する。

 

○非難する人からしてみれば、自分は正当な根拠のもとで自分より格下を非難していると考えているのだから、それは正しいことである。

 

○非難に対する反論も、格下の分際で自分がやっている正しいことに対して難癖を付けるなど許されないと憤る。

 

○こうなるとどう足掻いても説得できなくなる。

 

○しかも、説得することにメリットは無い。迷惑に騒ぎ立てているが、その迷惑に相手にすること自体が時間の無駄なのである。

 

○かといって、相手の言うことを受け入れることは、言論の自由を簡単にぶっつぶすことを意味する。言論の自由が失われたあとで待っているのはファシズムへの道だ。

 

○サヴォナローラが何をしたか、ボリシェビキが何をしたか、紅衛兵が何をしたか、世界史をまともに学んでいるなら当然御存知であろう。

 

○マンガやアニメやゲームを非難するのはサヴォナローラの入り口である。そこで食い止めることができればファシズムへの没落を回避できるが、失敗したらファシズムへ落ちぶれる。

 

○マンガやアニメやゲームを非難する人をたしなめる言葉が、本日のタイトル「どうでもいい大騒ぎ」への「偉大なる皮肉」であればどうにかなるが、残念ながら、そう甘くないことは歴史が証明している。

 

 

 

 

なぜ騒ぐのかわからないこと

 

 

 

 

 

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