【借り換え】(かりかえ)
既に借りた分を返したのち、改めて借りること。住宅ローンのこれは珍しいことではなく多くの人がこのようにしているが、手数料を含めてもなおこの方がまだマシというケースでないと意味をなさない。私は意味をなさなかった一人である。
【借換公債】(かりかえこうさい)
償還期限のくる公債の償還資金を調達するために、または長期金利が低下したとき、既発行の公債を低利のものに転換するために発行する公債。金利の上下があるなどCOVID-19の前は考えていられた。今は金利イコール上がるものという概念になってしまっている。
【借換債】(かりかえさい)
普通国債の償還額の一部を借り換える資金を調達するために発行される国債。国債整理基金特別会計において発行され、その歳入の一部となる。これを含む国債の発行金額がものすごいことになっている日本国であるのにいまだに何とかやりくりできていることをMMTは論拠とするが、正直言って、怪しい。
【借り換える】(かりかえる)
借りていたものを返して、また新たに借りる。住宅ローンのこれが有名であるが、いつまで有効でいられるかはわからない。
【仮囲い】(かりがこい)
建築現場等に仮に設ける囲いで、かなり前から工事があることを公表し、地元住民の反対も全くなかったのに、これができてから反対運動を起こす迷惑な人間はどこにでもいる。
【借り貸し】(かりかし)
借りと貸し。通常、後者のみが記録に残る。
【借り方】(かりかた)
借りる方法。通常は返済計画を立てる、もしくは返済しうる資産があることを証明する必要があるが、窃盗の言い訳としての「借りただけだ」の局面においてはそのような者などない。
【借方】(かりかた)
貸借関係で借りたほうの人。いかにして踏み倒すかが生活における必須の知識となる。
【借方】(かりかた)
複式簿記における勘定口座の左側、また、勘定様式による貸借対照表や損益計算書の左側をいうこともある。たまに「貸借対照表」でなく「賃借対象表」となっていることもある。大学院で会計を学んでいたときの当ブログの筆者がそのうちの一人である。
【caricature】(かりかちゅあ)
特徴を大げさに強調して描いた風刺画で、新聞におけるこれは読者の傾向と大体一致する。描いた本人は面白いと思っているが、一般的に下品で嫌悪感を抱かせる内容だと判断されると、その新聞に対する不買運動が発生する。
【カリカチュアライズ】(かりかちゅあらいず)
人や事物の欠点や弱点などをおもしろおかしく誇張して、風刺的に描くこと。前段の場合は風刺画に限定しているが、こちらは絵画だけでなく小説や映像作品も含む。これの有無は言論の自由とつながるが、作品としても面白さを担保するものとはならない。
