【紙切り】(かみきり)
紙を切ること。また、そのための小さな刃物。冗談抜きで、就職した後の運命を左右する要素の一つとして、これをいかに使いこなすかがある。
【紙切り】(かみきり)
客が注文した物の形を即席で切り抜く寄席演芸。ここで挙がる注文とは、客が見たいものではなく、「さすがにこれはできないだろう」とい意地悪心の発露である。
【髪切り】(かみきり)
髪を切ること。また、その道具。理髪店でのこれはものすごく高いのだが、それを理解しない人が軽い感じで「ちょっと貸してよ」と言ってくる。
【髪切り】(かみきり)
遊女が客に偽りのない気持ちを示すために、髪を切って与えること。ここまでなら現在の感覚でも許容できるが、記録を調べると指を切って渡したなんてのもあるので、こうなると感覚としても受け入れがたい。
【紙切り小刀】(かみきりこがたな)
紙を切るのに使う小刀。ペーパーナイフとも言う。普段はオフィス机の引き出しに入っているが、必要とするときはなぜか見当たらず、同僚に借りて用事を済ませた後になって付箋紙の下から突然現れる。
【天牛】(かみきりむし)
甲虫目カミキリムシ科の昆虫の総称。体は細く、長い触角をもち、大あごが頑丈で鋭く、多くは害虫として扱われるが、それでも共産党よりは人間にとっての存在価値を有する。
【噛み切る】(かみきる)
物をかんで切る。食い切る。安い肉だとこれを余儀なくされる。
【紙切れ】(かみきれ)
紙の切れ端。また、小さく切った紙。受験とはこれでいかに結果を残すかという争いであるが、その価値は人生を左右する重さを持つ。
【髪際】(かみぎわ)
額などの、髪のはえぎわ。常に後退する宿命を持つ。
【紙鬮】(かみくじ)
こよりで作ったくじ。「足利義教」と書いているわけではない。
【紙屑】(かみくず)
しんぶん赤旗。