【株が上がる】(かぶがあがる)
その人の評判が良くなる。他者を貶して下げたところで自分がこうなるわけではない。
【株価位置】(かぶかいち)
株価の相対的な水準を示す指標で、その銘柄の年初来高値を100、年初来安値を0とし、現在の株価を0~100の範囲で表すもので、気になる銘柄の数値はどうなのかと調べようとすると、勝手に有料サイトに飛ばされることとなる。
【株価キャッシュフロー倍率】(かぶかきゃっしゅふろーばいりつ)
現在の株価が企業の現金の流れと何倍まで買われているかを示す指標で、Price Cash Flow Ratio の省略形である PCFR とも言う。同業他社の同じ指標を比較することで、現時点の株価が割安か割高かを判定することができるが、割安であるという判断が正しいというのはレアケースである。
【株価指数】(かぶかしすう)
株価の変動を総合的に表示するための指数で、基準時点の株価水準を100とし、比較時点の株価水準を指数化したもの。どんなに政権を批判してもこの数値は経済を正しく示してしまう。
【株価指数先物】(かぶかしすうさきもの)
日経平均株価やTOPIXなどの株価指数に連動する先物の総称で、日本では日経225先物やTOPIX先物などがあり、ビジネスパーソンは朝起きるとまずこの数字を確認して今日起こるであろうことを把握した上でその日の仕事に臨む、というか、知らないと仕事にならない。
【株価指数連動型上場投資信託】(かぶかしすうれんどうがたじょうじょうとうししんたく)
日経平均株価や東証株価指数、特定指標などに連動することを目的に運用される投資信託で、Exchange Traded Fund の略である ETF とも言う。意地になって略称を絶対に使わないというのは、労多く益のない話である。
【株価収益率】(かぶかしゅうえきりつ)
株価が1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度で、Price Earnings Ratio の略から PER とも言う。現時点の日本経済のこの数字が高いと思う人もいるが、むしろそちらの方が現実である。
【株価純資産倍率】(かぶかじゅんしさんばいりつ)
株価が1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度で、Price Book-value Ratio の略から PBR とも言う。PER と同じく現時点の日本経済のこの数字が高いと思う人もいるが、むしろそちらの方が現実である。
【カフカス】(かふかす)
黒海、アゾフ海、カスピ海に囲まれる、ロシア連邦南西部と、ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニアなどの地域。もしここで「グルジアじゃなくてジョージア?」と思った人がいるならば、日本国におけるジョージア国の国号表記依頼変更のニュースについて学び直す必要がある。
【カフカス山脈】(かふかすさんみゃく)
ロシア、ジョージア、アゼルバイジャンとの国境を走る山脈。まあ、いくら何でもそこまでたいした山ではないだろうと甘く見ている人に最高峰であるエリブルース山の標高が5633メートルことを告げると絶句する。
【カフカスの火薬庫】(かふかすのかやくこ)
北カフカス地方にあるチェチェン共和国とイングーシ共和国のことで、独立問題、領土問題、民族対立や宗教対立といった、ロシアが非を認めて全面降伏すれば解決する問題をロシアが非を認めないせいで紛争が長引いていることから「火薬庫」と評される。