○五月病とは言うが、五月にならなければ発症しない病気というわけではない。四月だろうと、六月だろうと、十二月だろうと発症することもある。
○五月病はストレスが生み出す病気である。五月病と名付けられているのはストレスを生み出しやすい要因である新しい環境が四月から誕生することが多いからである。
○五月病は気合や精神力でどうこうなるものではない。
○しかし、ある意味では気合や精神力とも関係する。五月病を引き起こす最大の理由はストレスだが、気合だの精神力だのでその場をやり過ごすように命令する人間を排除して正しい知識を持つ者だけからなる環境を用意すれば五月病は軽減される。
○五月病になりやすい人とは、真面目で、責任感が強く、几帳面で、他者への思いやりの強い人である。裏を返せば、不真面目で、無責任で、だらしなく、自分勝手な人間ばかりを集めれば五月病とは無縁の環境になる。理論上は。実際にはそんなものできない。
○五月病の解決として言われているのが、ストレスや疲労を溜めないこと。では具体的にはどうすればストレスや疲労を減らすことができるのか?
○以下は「五月病 ac.jp」を検索ワードでGoogle検索をしたら最初に出てきた東京学芸大学のホームページに記載されていた内容である。
1)自分の時間をとる
新しい人間関係の中では、なかなか嫌と言えず、つい周囲に合わせて行動してしまいます。時には上手に断って自分の時間をとることが大切です。
2)頑張りすぎない
翌日に支障が出るほどの頑張りすぎは禁物です。休みが来るまで頑張ってしまうのではなく、頑張る中にも「チョコッと休憩」を入れてみましょう。
3)高すぎる理想像を低く
五月病になりやすい人は、「~でないといけない」「~すべき」と高い理想を掲げています。自分の理想像を低くし、「~でもいい」と柔軟な考えに変えてみましょう。
4)悩みを一人で抱えない
人の悩みはよく聞くけれど、自分の悩みは他人に話しづらい・・ こんな人はやや注意です。
5)十分な睡眠をとる
睡眠不足が続くと、身体の不調をきたしやすくなります。
6)バランスのとれた食事を
一人暮らしをすると食事のバランスは偏りがちですが、色の濃い野菜やフルーツをとるなど、少し意識をするだけでバランスが良くなります。
7)上手に気分転換を
人づき合いに疲れたら、自然に触れたり好きなことをするなど、自分の気分が落ち着くことをさがしてみましょう。
○ゴールデンウィーク終了と同時に偉大なる皮肉のテイストが変わってしまったと思う人もいるかもしれないが、さすがに五月病で苦しんでいる人がいるのに五月病をネタしてボケる気にはなれんわなぁ……