辞典(かにた~かにみ) | Short+α

Short+α

もう、気温が体温を超えることは諦めた。
そっちは諦めたが、せめて、風呂の温度を超えるのはやめてくれ。

【蟹玉】(かにたま)
ほぐしたカニの身と野菜を玉子にまぜて仕上げた中国料理で、出勤前にモーサテを観ているビジネスパーソンだと出川哲朗氏の声で脳内再生される。

 

【蟹の穴入り】(かにのあなはいり)
慌てふためいている様子の比喩。混雑の写真を撮るために望遠レンズを使っていることを見破られたあとのメディアの光景。

 

【蟹の念仏】(かにのねんぶつ)
カニが口から泡を出すように、ぶつぶつとつぶやく様子。Twitterはこの集合体である。

 

【蟹の目】(かにのめ)
形がカニの目に似ているところから、扇の要(かなめ)のこと。と言うか、こっちの語が先で要(かなめ)のほうが後にできた言葉。

 

【蟹は食ってもがに食うな】(かにはくってもがにくうな)
カニを食べるとき、蟹のエラの部分である「がに」は食べてはいけないということ。最初に言い出した人のドヤ顔が目に浮かぶ。

 

【蟹は甲羅に似せて穴を掘る】(かにはこうらににせてあなをほる)
カニは自分の大きさに合わせて穴を掘るところから、人はその身分や力量にふさわしい言動をしたり、望みを持ったりするということの比喩。つまり、平安時代全部書くと宣言している私はその力量があるということ。

 

【蟹挟み】(かにばさみ)
柔道で、自分も倒れながら相手を横から両足で挟み、後方へ倒す技。なお、反則である。

 

【cannibalism】(かにばりずむ)
人を食うこと。レーニン、スターリン、毛沢東、金日成らが主張する経済成長の裏で発生していた。

 

【cannibalization】(かにばりぜーしょん)
同じ会社の製品で類似性が強く互換性がある場合に生ずる製品間の競合関係で、わざとそれを起こして競争力の高い製品を生み出している例があるので一概に悪とは言えない。一段前のクソ共は問答無用で悪だが。

 

【蟹味噌】(かにみそ)
カニの内臓、また、カニの内臓やくず肉を味噌などで練り合わせたなめ味噌。蟹蒲はどうにかなってもこちらはどうにもならない。

 

【科に盈ちて後進む】(かにみちてのちすすむ)
水が流れるとき、くぼんだ所があると、まずそこにたまってから先へ流れていくということから、学問も一歩一歩順を追って進むべきことを言う孟子の中の一節。これを理解せず「それが何の役に立つの」と軽視した結果がこの国の研究職に対する冷遇である。

 

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