【勝ち負け】(かちまけ)
勝つことと負けること。これがあるから面白いという考えもあるが、試合観戦で考えるのは勝ちだけであり、負けは要らない。
【勝ち守り】(かちまもり)
社寺で発行する戦勝の守り札。白河法皇相手には通用しても、織田信長相手には通用しない。
【勝ち味】(かちみ)
勝てる可能性。これが乏しくなっている現実を認めないと、後に待つのは地獄である。
【徒武者】(かちむしゃ)
馬に乗らずに徒歩で戦う兵士。平安時代の史料に「五百騎」と書いてある場合、馬に乗って戦う武士が五〇〇名であること、実際にはその周囲にこの役目を担う兵が三倍から四倍はいること、そもそも五百騎という数字がかなり誇張された数字であることを考えなければならない。
【勝ち目】(かちめ)
勝つ見込み。たとえこれが無くとも勝負に挑まなければならないという覚悟は、物語としては美しいかもしれないが、現実問題として付き合わされると甚だ迷惑である。
【かちゃかちゃ】(かちゃかちゃ)
重ねた皿を運んでいるときなど堅い物が連続して触れ合っているときの軽い音を表す語。その後の擬音は「ぱりん」か「どんがらがっしゃん」である。
【家嫡】(かちゃく)
家のあととり。大した血筋でもないのにかぎってこれにこだわる。
【かちゃり】(かちゃり)
金属性の物が触れ合って出す小さい音を表す語で、歯科治療前の耳元で聞くことで恐怖心を増幅させる効果がある。
【かちゃん】(かちゃん)
小さな堅い物が他の堅い物にぶつかって立てる音を表す語で、喫茶店でコーヒーがこのように置かれるのは雰囲気を醸し出す効果があるのだが、それでも文句を言うのはいる。
【渦中】(かちゅう)
水のうずまく中。転じて、ごたごたした事件や揉めごとの中心。全くの無から捏造によって創造される。
にほんブログ村