【傍ら】(かたわら)
主となることが起こっている一方で別のことも起こっている。睡眠の一方で会議が進行していることなど。
【旁】(かたわら)
端に寄った所。危険を避けるために道路のここまで身を寄せると、側溝に片足を突っ込むという悲劇が待ち構えている。
【側】(かたわら)
すぐ近く。筆者が高校受験の面接においてその高校を選んだ表向きの理由。真の理由は偏差値である。
【傍ら痛し】(かたわらいたし)
第三者の立場から見ていて心が痛み、心配になり、気の毒に感じる。これを娯楽として成立させているのがワイドショー。
【傍ら苦し】(かたわらくるし)
そばで見ていて心苦しい。見ていないで助けてやればいいじゃないかと思うかも知れないが、心苦しく見ていることそのものが娯楽であり、娯楽を捨てる気などない、という感情が産みだしているのが、前段にも掲げたワイドショー。
【傍ら寂し】(かたわらさびし)
寄り添う人がいなくて寂しい。このあとの自分の人生はこうなるであろう。もっとも、今までの人生もこうであったが。
【傍ら無し】(かたわらなし)
肩を並べる者がない。優秀さにおける自己評価、および、愚かさにおける客観的評価において下される結果。
【傍らに人無きが如し】(かたわらにひとなきがごとし)
周囲に誰もいないかのようにワガママ勝手に振る舞う、高齢者に多く見られる性質。
【傍ら臥す】(かたわらふす)
わきを下にして横たわる。痔の検査時にとらねばならぬ体勢。
【傍ら目】(かたわらめ)
横から見た姿。観光名所のこれは、観光パンフレットの写真写りから醸し出されるイメージをぶっ壊す情景であることが多い。
【片割れ】(かたわれ)
割れた器物などの一片。片付けたはずなのにまだ残っていて、足の裏に突き刺さるようになぜか鎮座している。
【片割れ】(かたわれ)
一つのものから分かれたもの。平成に入ってからの政党の編成を見ると、自民党で使えなくなったゴミが自分自身をリサイクルしての別の政党を立ち上げては消えている様子が見てとれる。なお、そうした政党群をわざわざ覚えておく価値はない。
【片割れ】(かたわれ)
仲間の一人。脳改造手術が成功していたら仮面ライダーではバッタ男としてショッカーのこれになっていたはずである。
にほんブログ村