辞典(かたほ〜かたほ) | Short+α

Short+α

新しいアンパンに変わるときにそれまでの記憶を全て継承するのか否かの疑念に対するヒントは、たいやきが「毎日毎日僕らは鉄板の」と集合知を唱えていることにあるのではなかろうか。

【片帆】(かたほ)
横風を受けて帆走するとき、風をはらませるために、帆を一方に傾けて張ること。進行方向と直角なのに風の力だけで船が進むのはこれでまだ納得ができるが、帆を三角にすると逆風なのに進行方向に向けて進めるというのは、物理学の知識としてはしっているが、感覚としては納得できていない。


【片方】(かたほう)
対になっているものの一方。何度も書いているが、洗濯機から出てきた靴下はなぜかこうなる。


【片方】(かたほう)
片側。エスカレーターで人が列をなしているのは、こうすべきというルールが、エスカレーター製造とメンテナンスのプロの言葉を無視して成り立っているからである。


【片方】(かたほう)
対立する二つの立場のうちの一つ。本来、野党というのはこれが存在意義なのであるが、日本国においては、ただただ難癖をつけるだけである。


【片棒】(かたぼう)
駕籠を担ぐ二人の一人。転じて、仕事の上でのパートナー。こういう人がいること前提での仕事なのに人件費削減を理由に人手を減らすと、人件費削減以上の損害を招く。


【片貿易】(かたぼうえき)
二国間の貿易が均衡を失っており、輸出超過や輸入超過である状態。ソビエトとその植民地での略奪貿易がその例。


【片方向認証】(かたほうこうにんしょう)
コンピューターネットワークなどでの認証方式の一種で、一方の当事者だけが相手の正当性を検証すること。IDやパスワードを入力するのがその例であるが、はっきり言って時代遅れである。


【片棒を担ぐ】(かたぼうをかつぐ)
計画に加わって協力する。多くは悪事について言う。それが悪事であると認識しているならまだマシ。自分の加担したことが犯罪であるという認識を抱いていない犯罪者は多い。


【片頬笑む】(かたほえむ)
片方のほおに笑いを浮かべる。歯科治療で麻酔がまだ切れていないとこうなる。


【片頬】(かたほお)
左右いずれか一方のほお。ここにキスマークをついたので恥ずかしいという経験はないが、ここに虫刺されの痕ができたことは数知れず。


【片辺】(かたほとり)
かたすみ。周辺。文明の発展を見ると、その中心部よりもここのほうが先陣を切ることが多く、結果として多くの遺跡を残す。


【偏辺】(かたほとり)
都から遠く離れた片田舎。自分の住むところをこうだと訴えると、必ず、より強固な訴えでマウントを取るのが現れる。


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