辞典(かしよ〜かしよ) | Short+α

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【過剰避難】(かじょうひなん)
ある害を避けようとした結果、避けようして生じた害が避けなければ被ることになった害を超えること。違法行為ではあるが、情状によって刑が軽減されたり、あるいは免除されることがある。「お前さえ我慢していれば問題なかったのに大ごとにしやがって」と言う人間の言い分。


【過小評価】(かしょうひょうか)
物事を実際よりも低く見積もったり評価したりすることで、他者に仕事を依頼するときに発生する。正当な時間と費用を提示するとブチ切れるという特性を持つ。


【過剰防衛】(かじょうぼうえい)
正当防衛としてなされたはずの行為が、防衛の程度を越えていると判断されるもの。自分の復讐はいかなる理由があろうともこれに該当しないと考えている人間にこの言葉は通用しない。


【過剰米】(かじょうまい)
生産しすぎて余ってしまったコメで、米価下落を防ぐために市場に流通するコメとは別に管理される。タイムスリップが許されるならこれを持って終戦直後の食糧難の時代に運びたい。


【過剰流動性】(かじょうりゅうどうせい)
現金や預金など法人や個人の有する流動性資産が、通常の経営に必要な額を超えている状態で、高齢者の個人金融資産で良く見られるが、そちらは放置しておいて、企業の内部留保の方に難癖をつけるところまでが定型パターンである。


【家職】(かしょく)
その家に伝わる職業や家業。それを引き継がせようとする古臭い祖父母や親というのは、たいていのフィクションで悪者となっている。現実世界ではどうかというと、やっぱり悪者である。


【河蝕】(かしょく)
川の流れが川底や川岸を浸食する作用のことで、「何でこんな便利なところに住まないのだろう」と考えたり、そこでテントを構えてバーベキューをしたりする人には理解できない、中学理科で習う一般常識。


【火食】(かしょく)
物を煮たり焼いたりして食べること。刺身を評してこれをしないために野蛮だと貶していた人たちが、世界的評価を得ると起源を主張する。しかし、そんな起源は、無い。


【稼穡】(かしょく)
植えつけと、取り入れ。農業に対する知識の乏しい人が考える農業の全作業工程。無論、これだけで済むわけがない。


【華飾】(かしょく)
華やかに飾ること。ファッションセンスの乏しい人がこれをすると、ただただ下品な結果が完成する。


【過飾】(かしょく)
分を越えて飾ること。新入社員採用過程において、採用する側とされる側の双方がこれを行う。


【花飾】(かしょく)
尊大で不遜なこと。こうなっていることに気づかないでいる人に現実を教えてあげるとブチ切れる。


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