【飾る】(かざる)
物を添えたり、手を加えたりして、美しく見せるようにする。証明写真以外で人物の写っている写真は、もはやこうなっていないほうがおかしい。
【飾る】(かざる)
モノを目につくように工夫して並べる。書店のこれをみると、美しく感じると同時に、残りの人生の全てを捧げても読み終わらないのかという現実に直面する。
【加算】(かさん)
足していくこと。a = a + 1 という、多少なりとも数学をやっていれば不可思議極まりない計算式をプログラマーは当たり前で受け入れている。
【加餐】(かさん)
健康に気をつけること。日々の職業をこなすにあたってもっとも必要な要素。しかし、まさに障害となっているのも日々の職業である。
【家山】(かさん)
故郷。若者が出て行って帰ってこないとしたら、都会が良いのでは無く、この土地がイヤなのである。
【家産】(かさん)
一家の財産。あると知ると途端に知り合いが増える。
【家蚕】(かさん)
屋内で飼育されている蚕のこと。牧畜業が発達しなかった日本において、例外的に世界の最先端を走っていた牧畜業。
【仮山】(かざん)
人工的に作った山。地質学的にあり得ない場所に存在している場合、戦争に向けて作った陣地であった場合より、古墳であった可能性が高い。
【火山】(かざん)
地下のマグマやその生成物が地表に噴出して生じた地形で、富士山はどういう種類のこれかという質問に対する答えでその人のおおよその年齢がわかる。
【過酸化】(かさんか)
酸素と酸素との結合をもっている化学構造。水素水に飽きたら、たぶんこうなっている水素水に目を付けて売り出す人間が現れる。理科教育をまともに受けていなければ、の話であるが。
【火山ガス】(かざんがす)
火山の噴火口などから噴出するガスで、主成分は水蒸気であるが、二酸化硫黄、二酸化炭素、硫化水素といった成分も含んでいる。キャンプにおいてテント内で放屁をし、このアダ名を受けることになった人間は一人ではないと信じたい。
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