辞典(かく〜かく) | Short+α

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【穫】(かく)
作物を得る。自分で作った農作物を得る場合と、他者の作った農作物を得る場合とがある。後者の侵略に対する前者の抵抗が、平安時代初頭における蝦夷との戦いである。


【覚】(かく)
対象を覚知する心、心が妄念を離れている状態、涅槃の理を悟ったうえでの智慧、のことを意味する仏語。仏語と言ってもフランス語のことではなく仏教用語。


【覚】(かく)
既に存在する情報より記憶を創造する。これに対して自ら生み出すことを「知」と言い、双方を合わせて「知覚」と言う。コンピュータは、前者はともかく後者は不可能であり、情報化社会における人間の存在意義は後者にあると思われていたが、人工知能がその概念も破壊した。


【角】(かく)
一点から出る二つの直線がつくる図形。そんなものの導き方を学んで何になるんだと考えたのが、中学以降の数学である者、小学校の算数である者、そして導き方は将来役立つと考えた者が社会に出てどうなっているかを比べると、最後の者は割といい暮らしをしている。


【赫】(かく)
赤々と燃えるように輝くこと。また、勢いが盛んである様子。埼玉西武ライオンズが平成二九年の夏に実感したこと。


【較】(かく)
比べること。自分より恵まれている人がいる場合は格差問題とし、自分より恵まれていない人がいるのは自己責任とするのが通例である。


【廓】(かく)
囲まれた場所。この中にいることで安全を確保するケースと、この中に犯罪者を閉じ込めることで安全を確保するケースとがある。


【郭】(かく)
都市のこと。特に、計画的な防御設備を備えた都市のこと。日本でこれを探すと割と出てくるが、そのどこもが、新参者を受け入れる文化を備えていない。


【閣】(かく)
高層建築物。転じて、政治を執る機関のこと。この一員になる意欲を見せることなく、外部からやることなすこと貶していれば給料が貰えるという職業を目の当たりにすると、「職に貴賎なし」という言葉が信じられなくなる。


【隔】(かく)
物理的、あるいは心理的な距離を置くこと。人間関係を解決するための方策として、結局はこれがもっとも結果を生む。


【革】(かく)
改めること。ただし、日本国においては、改める意欲を見せずにこれまでのままを良しとし、森羅万象ありとあらゆる変化に対して拒否反応を示す人たちが自称する。


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