【快楽原則】(かいらくげんそく)
人間は生まれつき、無意識のうちに快楽を追求するものだという精神分析用語。その快楽を徹底的に否定した社会を主張する人がいるが、八〇年前にそれをやった結果があの戦争である。
【快楽主義】(かいらくしゅぎ)
快楽を追求して苦痛を避けることは批判の対象ではなくいばかりか善きことであり、それによて道徳が構築されるという、全体主義だと気づいてない全体主義者が発狂しそうな、社会を豊かにする思考方式。
【解纜】(かいらん)
船が航海に出ること。広大な水平線を眺める時間の始まりであり、船酔いの苦しみの始まりでもある。
【回覧】(かいらん)
図書や文書などを交代交代で読むこと。ITでメシを食っている人間でも、職場での情報共有はこれだったりする。
【廻覧】(かいらん)
あちこち見て回ること。観光客にいかにこれをしてもらうかが地域活性化の鍵なのだが、それを考えることなく駅前に看板を立てるだけで勝手にこれをしてくれると思っているところがある。
【回瀾】(かいらん)
くずれかかる大波。「怒濤(どとう)」とも言う。比喩表現でしか聞いたことのない単語の意味。
【壊乱】(かいらん)
秩序や風俗を乱すこと。この取り締まりを実現させるところから不自由が始まる。
【潰乱】(かいらん)
組織がバラバラに崩れること。社会の変革を訴える集団の通常の光景。
【乖乱】(かいらん)
秩序が乱れること。これを嫌がって原因になりそうな者を排除すると、集団そのものの崩壊を呼び寄せる。
【回覧板】(かいらんばん)
ある程度の年齢以上の人だとドリフ大爆笑のテーマソングが脳内再生される、近所の情報連絡制度。
【解離】(かいり)
バラバラになって離れること。打算的な目的のための集団が迎える宿命。
【解離】(かいり)
一つの分子が再現不可能な状態に分解し、原子、原子団、分子、イオンに分かれること。イオンと言っても巨大なショッピングモールのあれではない。
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