○中学三年生は、まだ半年ある、ではなく、もう半年しかない、である。
○どの高校に入るかは、想像している以上に人生を左右する。軽い気持ちで進学先を決めると、一生を棒に振る可能性がある。
○これからの半年で求められるのは、いかにして学力を上げるかではなく、いかにして受験問題とその解答を覚えるかである。
○そんなものを覚えても社会に出たって役に立たないという考えを持つのは自由だが、社会で求められるのは受験問題とその解答を覚えた者のほうである。
○どのような政治信条を持とうと自由だが、試験で正解になるのは自分の政治信条に基づく解答ではなく、教師に気に入られる解答である。
○教師への文句は卒業まで耐えておく必要がある。心の底から軽蔑していようと、内申書を書かせるまでは教師を尊敬しているフリをし続けなければならない。
○真面目ぶって内申書の点を稼いでいる者と、それを馬鹿にする者。受験に勝つのは真面目ぶっている者のほうである。
○受験の勝者はそのまま人生の勝者になる。どんなに自分より格下の存在だと考えようと、社会が上下関係を判断する基準は出身校である。格下に見ていた者より偏差値の低い高校に入ったら、社会は君のほうを格下に見る。
○中学は高校受験のための予備校と割り切ること。卒業したあとでも同じ中学の者と一緒に何かをするとすれば、その面々は自分と同程度の偏差値の高校に入った者に限定される。
○学力を上げることではなく偏差値を上げることを何よりも優先して考えなければならない。すなわち、テストで何点をとったかではなく、テストで何位に入ったかを最優先で考えなければならない。
○偏差値は学力では無い。その考えは正しい。ただし、社会が判断するのは学力ではなく偏差値である。より正確に言えば、個人の偏差値ではなく、入った高校の偏差値である。
○小学校からの無二の親友であったり、将来を約束した恋人であったり、そうした人間関係を続けるのは構わないが、それと志願校を決めることとは別の話である。
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