【皆既日食】(かいきにっしょく)
日食のうち、太陽全面が月で隠れる現象。「これで地球が終わるんだ」とつぶやいたら、近くにいた子供が泣き出したという話をテレビでやってたが、誰の言葉か思い出せない。
【回帰熱】(かいきねつ)
特に熱帯地方に存在する悪性の感染症で、シラミやダニによって伝染する。高熱、頭痛、吐き気、下痢などの症状が数日から一週間ほど続き、最悪の場合は死に至る。風邪と違いバカでもこの病気になりうる。
【懐疑派】(かいぎは)
「本当にそうなのか?」を考えの基準にする思想家。こういう人の存在は鬱陶しいが、こういう人を弾圧するような社会は絶望的な暮らしに陥る。皮肉なことに、弾圧が始まるのは、こういう人が天下を握ったときである。
【会議は踊るされど会議は進まず】(かいぎはおどるされどかいぎはすすまず)
ナポレオン戦争のあと、ヨーロッパの復旧のために開催されたウィーン会議に対する皮肉の言葉。当事者であるはずのフランス代表の言葉である。
【会期不継続の原則】(かいきふけいぞくのげんそく)
国会や地方議会が会期満了によって閉会した場合、議決されなかった案件は無かったことになり、次の会期で議論するためには再提案しなければならないという、政治に熱心に取り組んでいる人がどういうわけか知らない議会政治の鉄則。
【回帰分析】(かいきぶんせき)
変数と変数の相関関係を調べる統計手法。先にテキトーな推定があり、あとからかなり無理した解釈を付け加えることで成立する。
【開脚】(かいきゃく)
両足を左右または前後にまっすぐ伸ばして開いた体勢。あくまでもそういう体勢。それなのに、中学生男子はこの言葉だけで悶々とした妄想を拡げる。
【開脚】(かいきゃく)
スキーで、つま先を外側に向けて、スキー板をV字形に開き、スピードを抑えた滑りをすること。そのはずなのに、右と左がだんだんと広がって、最終的には身動きできなくなる。二〇歳の頃の作者である。
【諧謔】(かいぎゃく)
笑を込めた言葉。左がかった人の作るこれは、恐ろしいほどに寒くなる。
【開脚登行】(かいきゃくとこう)
スキーをV字形に開いて斜面を登る方法。手慣れた人は軽々と登っていくが、初心者は、一歩踏み出しては後ずさり、もう一歩踏み出しては後ずさりを繰り返すのみで、労力に見合った位置エネルギーを確保できない。
【懐旧】(かいきゅう)
昔のことを懐かしく思い出すこと。引越しのための荷物整理で卒業アルバムが出てきたらこうなる。
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