○いわゆる天皇制を否定する人の中には、この日の祝日を認めず、我が子を無理矢理学校に通わせる者もいる。どう見ても児童虐待である。
○冬休みが12月25日から始まる地域の場合、今年のケースで行くと、月曜日登校、火曜日祝日、水曜日登校、木曜日から冬休みというかなりの飛び石連休になる。
○しかも、その水曜日というのがクリスマス・イヴ。ある者は楽しみを、徳薙零己を含む多くの者はリア充への恨みを募らせる日である。
○その上、多くの児童や生徒にとってはここに二学期の通知票という代物が加わる。
○今年もおそらくニュースで取り上げられるであろうが、天皇誕生日は皇居一般参賀が認められている日であり、多くの人が皇居に詰めかける。
○ただ、新年一般参賀と違って、皇居の中に入れるのは午前中だけ。それも開門時間は午前9時30分、閉門時間は午前11時20分、つまり、1時間50分しか開門していない。
○それでも、その時間内であれば誰でも皇居に入れる。いわゆる天皇制反対を訴える者であろうと、日本国に対する深い憎しみを抱いているものであろうと、入ることは可能である。
○なお、この混雑を甘く考えてはいけない。毎年二回、有明で開催される某イベントに匹敵する。
○セキュリティ上持ち込みを許さないものを預かるという側面もあるのだろうが、大きな荷物は入り口で係員に預けることとなる。
○待ち時間に飲もうとペットボトルのお茶を持ち込むのもできない。これも係員に預ける対象である。あるいは、預ける場で全部飲み干すという手もある。預ける場所には空のペットボトルを回収する袋も用意されている。
○皇族の方々がお見えになる場所(長和殿)の様子はニュースで見たことあるであろうが、入り口から長和殿に至る道中の様子を知っている人は少ないだろう。実は、かなりの坂道である。礼装でなければならないと考えてヒールで来る女性が毎年いるようだが、宮内庁では歩きやすい履き物で来て欲しいと呼びかけている。
○ちなみに、一斉に日の丸を振る光景をニュースで見るであろうが、宮内庁で日の丸を用意しているわけではない。日の丸を無料配布する団体が地下鉄の出入り口付近にいて、これから一般参賀に向かう人達に配っており、それを持ち込んで振っているのである。
○なお、この日の午後は、内閣、衆参両院の議長、最高裁長官、都道府県知事、国外からの賓客が集う式典を皇居の中で開催するため、一般人は皇居立ち入り禁止である。
○もし、今日は特に予定もないというのなら、参加してみてはいかがであろうか。思想や信条とは関係なく、日本書紀の時代にはすでに存在していた式典に参加するというのは趣のあることではないであろうか。
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