偉大なる皮肉・駅近住まい編

○今までにも何度か記したが、徳薙零己は駅から歩いてすぐのところにあるマンションに住んでいる。

○駅に降りたら我が住まいが見えるだけでなく、駅に行くまでには信号機のある交差点を一回渡ればいいだけなので、駅の周辺まで普通に生活圏である。

○どれぐらい普通に生活圏かというと、台風で傘をさせない暴風雨を食らっても駅と我が住まいとを何の問題もなく往復できるほどである。

○タクシーに乗って我が住まいを案内するのも、マンション名ではなく駅名を告げれば済む。

○どこに住んでいるのかという質問にも駅名で返せる。

○駅までのバスや駅までの自転車という手段が不要なため、バスに乗り遅れた、あるいは自転車がパンクしたというアクシデントとは無縁である。

○家を出てから駅に向かうまでの時間をかなり正確に把握できるので、家を出た時刻から何時何分発の電車に乗れるのかがすぐにわかる。

○電車の到着時刻から自宅に戻れる時刻もだいたい把握できる。

○住まいと身近のコンビニが、駅前のコンビニである。

○もっとも、買い物という点では、端から端までバス停が三つあるという超巨大イオンモールがあるので、たいていの買い物はそこになってしまうが。

○友人を家に招くのでも、駅から出たら目の前にマンションがあるので、まず迷わない。現在の住まいに引っ越してきてから現在に至るまで、駅から我がマンションにたどり着けなかったのは、逆の出口に出てしまった叔母だけである。

○マンションそのものは防音だからいいのだが、敷地を一歩出たら駅前の街頭演説の大騒音が聞こえてくるのは難点。

Ｓｈｏｒｔ＋α