【面道具】(おもてどうぐ)
顔の各パーツの総称。目隠ししてそれぞれのパーツを組み合わせ、その滑稽さを楽しむ遊びのことを福笑いといい、そうしてできあがった顔を貼りつけた空洞の頭蓋骨を金正恩と言う。
【面道具】(おもてどうぐ)
その人の職業において必要不可欠な道具。料理人の包丁や床屋のハサミなどがそれにあたるが、それと同レベルで考えてほしいシステムエンジニアにとってのキーボードは「そこにあるのを使えばいいだろ」と使い勝手のよろしくないものが配布される宿命を持っている。
【表通り】(おもてどおり)
市街の主要な道路。埼玉や千葉を馬鹿にする自称「都会」は、この道幅が狭くて日当たりが悪く、面している家の雰囲気も昭和中期でトイレが和式である。
【表日本】(おもてにほん)
太平洋沿岸地域。差別につながるので現在では使用していないが、それで日本海沿岸を「裏」だと心のどこかで思っている人はたくさんいる。
【面伏せ】(おもてぶせ)
恥ずかしくて顔を伏せるほどであること。夜中に書いたラブレターを朝になって読み返してみたとき。
【表舞台】(おもてぶたい)
表立って活動のできる状況や場所。就職というのはこの状況や場所を獲得するための競争である。
【表向き】(おもてむき)
内情と異なる世間向けの名目。どの飲食チェーン店の閉店に関する名目のことかはあえて記さないでおく。
【表銘】(おもてめい)
日本刀の刃を下にして腰に差したとき外側になる面に彫る銘。どこに住む誰が作ったに本当かを記しており、これを捏造することでコレクターに高く売れる。
【面も振らず】(おもてもふらず)
まっしぐらに。便意に耐えている人がトイレに向かうまでの歩み。
【表門】(おもてもん)
建物などの表口にある門。共産主義諸国の商店では、ここが立派である代わりに中身は何もなく、商品は目立たぬ秘密の裏口を利用できる特権階級だけが手にできる。
【表山】(おもてやま)
山の、日当たりや水の便のいい部分。都市近郊ではこのような場所に家が建てられ、近所の小学生の間で秘密の地下室を持つ悪の組織のアジトであるという噂が立てられる。
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