偉大なる皮肉・もてなし編 | Short+α

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○本来、相応のサービスには相応の対価が必要。対価を払わずサービスを求めるのは図々しい話である。


○その図々しさをかなえるとどうなるか。ブラック企業として名高い客商売が誕生する。


○接客というのは一人で何人もできるものではない。満足行く接客は一人の店員に対して一組の来客、普通の接客でも一人につき三組から四組を相手にするのが精一杯。


○その上限を越える相手をさせるために店員の数を減らすと、普通はサービスが悪くなる。


○それなのに、一対一のサービスを要求するから話がややこしくなる。


○提供される料理が安いとしたら、それはどこかで店側が出費を抑えていることを意味する。


○そして、店に入ったときに店員が少ないと感じたら、削っているのは間違いなく人件費である。


○社員を洗脳し、満足行く報酬ではなく「お客様の満足」などという意味不明の言葉を持ち出してこき使えば、人件費を抑えられる。


○もっとも、このようなことは今の日本だけで起こっている現象ではない。共産主義国では例外なくこのような概念で人をこき使っていたし、現在でもこき使っている。


○どういうわけか、ブラック企業を、これ以上ないブラック集団である共産党が攻撃するという「お前が言うな」現象が起こっている。


○ブラック企業の経営者を共産主義の歴代リーダーと比較してみるとおもしろい。


○顔と名前が違っているだけで、行動パターンは同じだから。


○そう言えば、ユニクロの柳なんとかはドラッカーに経営を学んだそうだが、私の知る限り、ドラッカーの著作のどこを見てもユニクロの現在の姿と真逆のことしか書いていないのだが、もしかしたら翻訳される前の原著ではそうなのだろうか。


○だとしたら、私はドラッカーの愛読者であることを辞めなければならない。


○ユニクロのような失敗作の愛読者にはなれないから。



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