【乙矢】(おとや)
弓道で、手に矢を二本持って射るときの二本目の矢。転じて、一度攻撃を仕掛けたあとでさらに追い打ちで攻撃を仕掛けること。一点差で迎えた九回裏に同点にした後で逆転サヨナラをするという、する側には爽快、される側には胃に穴があく状況。
【躍らす】(おどらす)
飛び跳ねるようにさせる。ラジオ体操第一の途中で出てくる。
【躍らす】(おどらす)
良い意味の期待を抱かせてワクワクさせる。札幌の時計台がいかに美しい建物かを説明しながら現地に向かっている間。
【踊らす】(おどらす)
ダンスさせる。体育祭の前の何度も繰り返させられてきた練習のこと。今から思うとセンスゼロの人間がたまたま教師という肩書きを持っているだけで未成年者の貴重な時間を奪っていたのだと気づかされる。
【踊らす】(おどらす)
他人を自分の意のままに行動させる。圧倒的な暴力、金銭授受、弱みを握る、人質を拘束する、性的な取引をするなどの方法を採ることにより可能となる。
【劣り】(おとり)
全ての給与所得者が自分の給与と他人の給与とを比べたとき、自分の給与に対して抱く感情。
【囮】(おとり)
相手を誘い寄せるために利用する罠。わざと捕らえられるように仕掛けておいて、相手が関心を示している隙をついて本体が攻撃する。サッカーのフリーキックでこれをやられると心底怒りを感じる。
【踊り】(おどり)
一定のリズムで身体を激しく動かすこと。音楽は必ずしも必須要件ではない。その理屈で行くと、貧乏揺すりも踊りの一種である。
【躍り】(おどり)
ジャンプを伴う運動。自分はそんなのできないという人でも、日本人ならたいていラジオ体操ぐらいできるはずである。
【躍り上がる】(おどりあがる)
感情にまかせてその場で飛び上がる。野球のホームランやサッカーのゴールのあとで見られる。ただし、敵チームのときは除く。
【躍り上がる】(おどりあがる)
高い所へ勢いよく飛び上がる。仮面ライダーがライダーキックを喰らわせる前の動き。
【踊り歌】(おどりうた)
盆踊りや雨乞いなどで歌われる歌。二〇世紀後半の小室哲哉の歌曲も、今世紀末にはこの扱いになっているであろう。
【躍り掛かる】(おどりかかる)
激しい勢いで飛びかかる。殺虫剤を使ってゴキブリを追いつめた後、ゴキブリが見せる。
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