偉大なる皮肉・昭和の残骸編 | Short+α

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○かつて高級住宅地を名乗っていた昭和の残骸はもの悲しい。


○高級住宅地で会った過去を捨て去ることができず、今はシャッター通りと化し、高齢者ばかりの街になったことの現実を直視しない。


○唯一の寄って立つところが過去の栄光だけなので、「昔はここにもお店があってね……」という思い出話をする相手がいると喜々とする。


○でも聞かされる側は何の興味も無い。


○治安が悪い。


○郊外型大型ショッピングセンターを馬鹿にしているが、近くで買い物をしようにも店がない。あっても怪しげな雑貨屋。コンビニでもない。


○埼玉や千葉を馬鹿にするが、客観的に見て、その街よりも埼玉や千葉のほうが発展していて治安も良い。


○ウォシュレットどころか、洋式便器すら無い。


○ウォシュレットをつけている家もあるけど、そもそも古くてぼろい家に無理して設置しているので、それが帰ってもの悲しさを増す。


○カビ臭い。


○日当たりが悪い。


○共産党のポスターがある。


○かつて若者向けの店だったところが、その店の顧客の嗜好に合わせたらすっかり中高年向けの店になっていった。


○それでも店が残っているならばまだいい。店が成り立たなくなってシャッターが降りたままだったり、店が無くなって更地になり、駐車場になったりしている。


○そして限界集落へ……


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