○当たると評判の売り場の特定の窓口にだけ長蛇の列。同じ売り場でも窓口が違えば閑散としている。
○銀座でコピーライターをしていたときに見た有楽町の宝くじ売り場の混沌は、何とも言えない恐怖を感じさせるものだった。
○売り場には宝くじ関係の音楽が常に流れている。
○売り場の空気の環境は悪そうなのに、寒そう。
○過去の栄光にすがるように、はるか昔「この売り場から1等が出ました」の手書き広告。
○誰も並んでないところで買う人は「宝くじでも買うか」という軽い感じなのに、行列に並んでいる人は殺気立っている。
○その行列を映し出すマスコミ。
○行列に並んでいる誰もが当選を考えている。
○中には「別に1等じゃなくても、当たるなら100万でいいよ」などと謙虚を装う図々しい願望を抱く者がいる。
○比較的新しいショッピングモールだと、最初から屋外に面するところに宝くじ売り場が組み込まれている。
○でもやはり、売り場は屋外に向かっている。
○宝くじをギャンブルであると声を挙げて主張する者はいない。いるかも知れないが、目に見える存在では無い。
○同様の現象はtotoの導入時にも見られた。今や誰も悪性のギャンブルとして糾弾する者はいない。
- ○宝くじの存在意義については、下記の図書の「第4章 産業社会における権力の正当性」 p.98「経済では癒されない」を参照。
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