【小車】(おぐるま)
小さな車。特に牛車のこと。現代人の感覚からすれば大型車であるが、平安時代はあれが小さな車だったらしい。
【御車代】(おくるまだい)
交通費として渡す金銭。封筒に「歩いて帰れ、バ~カ」という紙切れを入れて渡すこともある。
【遅れ】(おくれ)
他者より劣勢になること。特に自分はまだ若いと勘違いしている中年にとっては、流行についてこうだと宣告されることがイコール存在の全否定となる宣告になる。
【遅れ】(おくれ)
事前に設定した時間内に予定が完了しないこと。無理に時間に合わせようとすると品質が下がった上に過労で倒れる者が続出する。
【後れ咲き】(おくれざき)
盛りの季節におくれて咲くこと。桜でこれが起こると、まだ酒が飲み足りない花見客がどこからともなく押し寄せる。
【後れ先立つ】(おくれさきだつ)
一方が生き残り、一方が先に死ぬ。夫婦間の生命保険は、二人とも自分が生き残るほうであることを前提として加入する。
【遅れ馳せ】(おくればせ)
他の人よりも遅れているので、必死こいて到着すること。比喩的な意味で用いると礼儀正しい人に見えるが、本当に遅刻している人の場合は礼儀も何もあったものではない。
【後れる】(おくれる)
他者より取り残される。迷子はたいがいこうして生じる。
【遅れる】(おくれる)
進み方が事前に定めた規定より劣っている。自分をこうだと認めないと落ちこぼれとなり、落ちこぼれを出さないように留意すると全体の進みが悪くなる。
【遅れを取る】(おくれをとる)
戦いや競争に負けている。こうならないように無茶をしたことで生まれる悲劇は数知れず存在する。
【屋漏】(おくろう)
人目につきにくい場所。脱税工作や犯罪の隠蔽に有用な場所。
【屋漏に愧じず】(おくろうにはじず)
人の見ていなくても恥ずかしい行いをしないこと。どこかの電力会社と真逆の行動。
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