辞典(おくり~おくり) | Short+α

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【送り返す】(おくりかえす)
送られてきた物を送り主に返す。「金借りろ」という案内の封筒に返信用の封筒がついてきたとき、返信用の書面ではなく、「無礼にもほどがある」という和紙に毛筆で書いた書面を入れて投函したことがある。


【送り仮名】(おくりがな)
言葉を漢字を使って書き表す場合に、誤読を避け読みやすくするために、その漢字に添える仮名で、国語の試験ではその内容に目くじらを立てるが、厳密に言えば正解はなく、読めればそれでいい。


【諡号】(おくりごう)
死者につけられる名。戒名(かいみょう)とも言う。我が子にキラキラネームをつけた者は、我が子からキラキラ戒名がつけられる。


【送り込む】(おくりこむ)
人や物を先方に届ける。半分は先方からの要請、残る半分は身辺整理の結果の余剰の始末である。


【送り状】(おくりじょう)
相手方に送付するときに添付する、送付内容をまとめた書面。我が経験から言って、これを作らされるシステムエンジニアはたいてい疲弊している。


【送り膳】(おくりぜん)
供応の席に欠席した人に、出席した人と同じ料理を送り届けること。あったはずのステーキや刺身はなぜか消え失せ、不人気の食材はなぜか増えている。


【送り装置】(おくりそうち)
工作機械で、刃物や加工対象物を取り付けた台を、縦や横方向に移動させる装置。この扱いにミスをした結果、手に大怪我をした人のことを考えるとボケる気にはなれない。


【送り出す】(おくりだす)
人を世に出す。問題児が我が校の生徒でなくなったことで教師が胸をなで下ろしている。


【送り出す】(おくりだす)
物を他の場所へ向けて送る。より早く、より正確にという注文の結果、運送会社で過労死が起こる。


【送り付ける】(おくりつける)
相手が望まないものを相手に送り届ける。貿易不均衡の是正をしようとするとこうなる。


【送り梅雨】(おくりづゆ)
七月半ばの梅雨明け頃の雨。雷雨を伴う集中豪雨となることが多く、学校を休校にするほどの威力はないが、交通を麻痺させる威力はある。


【送り手】(おくりて)
物・金銭・情報などを出す者。受け取る側のクレームを突きつけられる者。


【送り届ける】(おくりとどける)
目的の地点へ届ける。特に、このままあわよくば肉体関係までいけるのではないかと考えるスケベ心丸出しの男性が女性に対して行う。


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